色々事情はあるけれども、ひとまず…と言いたい時、日本語では「とにかく」を使います。
ですが、英語では「とにかく」という意味の単語がいくつかあるのです。
この記事では、“anyways”と“anyhow”の違いを分かりやすく説明していきます。
「anyways」とは?
「とにかく」という意味の副詞です。
ただ、“anyways”はスラングなので、友人同士など近しい間柄で使うのに留めておくべきです。
よく似た単語に“anyway”もあり、こちらも意味や使い方はほとんど同じです。
“anyway”は目上の人やフォーマルな場面で使っても問題ありません。
「anyways」の使い方
A. Anyways, how’s it going? (とにかく、調子はどう?)
B. She did a good job anyways. (とにかく彼女は頑張ったよ)
「anyways」は文頭に来ることが多いですが、文末に持ってくることもできます。
また、A・Bどちらの文も“anyway”に書き換えることができますし、相手によっては“anyway”の方が好ましいです。
「anyhow」とは?
“anyhow”には大きく2つの使い方があり、1つは「どのようにしても、どんな方法でも」という意味で使うパターンです。
似た構造の副詞に「anywhere(どこにでも、どこへでも)」があります。
そしてもう1つが「とにかく」という意味の使い方です。
“anyway”よりフォーマルな言い方という説もありますが、ほとんど変わらずに使うことができます。
ただ、使われる頻度は“anyway”の方が高いです。
「anyhow」の使い方
A. Anyhow, she is fine. (とにかく、彼女は元気だ)
B. It’s too bad anyhow. (とにかくそれは悪すぎる)
“anyhow”も文頭・文末のどちらでも使うことができます。
また、派生形の“anywho”という語も意味は同じですが、かなりくだけた言い方です。
会話やインターネット上で稀に使われることがあります。
「anyways」と「anyhow」の違い
「とにかく」という意味は同じですが、“anyways”はスラングで、“anyhow”はフォーマルな言い方になります。
また、“anyhow”と“anyway”はほぼ同じ使い方ができます。
使われる頻度が高いこと、使える場面が広いことから、迷ったら“anyway”を使えば問題ありません。
まとめ
「とにかく」という意味を持つ“anyways”と“anyhow”の違いとしては、スラングとフォーマルな表現という点が挙げられます。
様々な派生形がある「とにかく」ですが、フォーマルな場面でも使えるのは基本的に“anyhow”と“anyway”です。
“anywho”“anyways”はあえて使う必要はありませんが、知っておいて会話などで出て来たときに混乱しないようにしておきましょう。