この記事では、“retaliation”と“revenge”の違いを分かりやすく説明していきます。
「retaliation」とは?
“retaliation”には、仕返し、報復、復讐という意味があります。
「仕返す」とは、やり直しをすることです。
つまり、仕返しとは、何かをされたら、それに対してやり返すことという意味になります。
猫にちょっかいを出すと、ときどき嫌がられることがあります。
撫でたいけれど撫でさせてくれなかったり、遊びたいのに遊んでくれなかったりします。
それでも構い続けていると、猫パンチされることがあります。
猫からすると飼い主のちょっかいは嫌がらせなのでしょう。
嫌がらせに対してやり返しているのです。
これが仕返しです。
この言葉は、やられた方法と同じ方法によるやり返しを意味しています。
殴られたら殴るという方法で仕返しをする、悪口を言われたら悪口で仕返しをするといったようなものです。
「retaliation」の使い方
“retaliation”は名詞です。
この語の後に“for~”や“against~”とつなげて、~への仕返し、~への報復のように使用することがあります。
「revenge」とは?
“revenge”にはいくつかの意味があります。
まずは動詞の意味です。
一つは、あだを討つです。
あだを打つには、仕返しをするという意味があります。
かたき討ちという意味もあり、親や兄弟や忠誠を誓ったものが殺されたとき、その相手を殺して憤りや憎しみの気持ちを晴らすことを意味しています。
人に復讐することを意味する語です。
もう一つは、危害や侮辱などに仕返しをするです。
名詞の意味も複数あります。
まずは、報復、返報、あだ討ちです。
物や人に対するものをいいます。
たとえば、侮辱をされて恨みを持ち、それに対して気の晴れるようなことを恨んでいる相手にやってやることを指します。
次に復讐心という意味です。
やり返すことではなく、仕返しをしたいという気持ちを意味しています。
そして、他の人からやられたことに対して不満や憤りなどを感じ、その気持ちを晴らす機会、という意味もあります。
「revenge」の使い方
名詞として使用する場合は、数えられないものとして扱います。
“revenge”の後に“for~”として使用することがあります。
動詞では“revenge oneself”の受け身の形で使用することがあります。
「retaliation」と「revenge」の違い
名詞での意味が同じになります。
どちらの言葉も同じことを指しています。
たとえば、悪口を言われたから悪口を言い返す、殴られたから殴ってやるなどを意味しています。
この意味は同じです。
品詞に違いがあり、名詞としてだけ使うのか、動詞としても名詞としても使えるのかという点が違います。
まとめ
どちらの言葉も名詞で持っている意味は同じです。
違いは品詞です。