「二階から目薬」は、物事がもどかしかったり非効率的だったりする場面で使用することわざです。
英語にも似た意味のある表現が存在しますので、この機会に学んでみましょう。
この記事では、「二階から目薬」の日本語での解釈や英語での表現を分かりやすく解説していきます。
「二階から目薬」の日本語での解釈
「二階から目薬」は、「二階から一階にいる人に目薬を差そうとしても上手くいかない」「上手くいく確率が非常に低い」ことから、もどかしく回りくどい様子や効率が悪い状況を意味することわざです。
「そんな方法では二回から目薬だ」といった使い方をします。
「二階から目薬」の英語とは?
「二階から目薬」と同じような意味で使用できる英語は“far water doesn’t put out near fire”です。
直訳すると「遠方の水は近場の火を消さない」となり、「遠方の火では役に立たない」ことから、回りくどい様子や非効率な状況を表現できる英語といえるでしょう。
「二回から目薬」と同じく婉曲的な表現になります。
“terribly inefficient way”も「二階から目薬」と類似した表現として使用できる英語です。
「非効率的な方法」を表す“inefficient way”に「ひどく」を表す“terribly ”を付けることで「ひどく非効率な方法」という意味になり、「二回から目薬」が示す意図をダイレクトに表現しています。
「二階から目薬」を使った英語の例文(使用例)
次に、「二回から目薬」とほぼ同じ意味で使用できる“far water doesn’t put out near fire”と“terribly inefficient way”の使い方を紹介します。
・“He tries to find his contact lenses that have fallen into the pond. Far water doesn’t put out near fire.”
(「彼は池に落ちたコンタクトレンズを探そうとしている。二階から目薬だ」という内容の例文です。その方法では成功しにくいことを表現しています。)
・“They were working by hands without using the machine. Far water didn’t put out near fire.”
(「彼らは機械を使わず手動で作業していた。二階から目薬だ」を示す例文です。効率の悪い状況を表しています。)
・“I can’t stand his terribly inefficient way.”
(「彼の二階から目薬な方法は我慢ならない」といった内容の例文です。直訳だと「彼の非効率な方法」となります。)
・“Who thought of such a terribly inefficient way?” (「誰がこんな二階から目薬なことを考えたの?」という例文です。“Who thought of”で「誰が考えたのか」という意味の表現になります。)
まとめ
「二階から目薬」と同じような意味で使用できる英語には、婉曲的な表現とダイレクトな表現があることが分かります。
遠回りでもどかしい状況や、効率が悪いと感じた場面があれば使ってみましょう。
ぜひ英語学習の参考にしてください。