「必須ではない」の英語とは?例文も含め、日本語と英語を分かりやすく解釈

「必須ではない」の英語とは?日本語と英語

何かを行う時や作る時、何かを成し遂げる時などにどうしてもなければならないという状況を表すのが『必須』という言葉です。

これの反対の意味は当然『必須ではない』という言葉になります。

改めて日本語の意味を確認するとともに、英語ではどの様な表現になるのかを確認していきましょう。

「必須ではない」の日本語での解釈

まず『必須』に似た単語に『必要』という言葉があります。

これの違いは『必須』の方がより強い意味があり、『なくてはならない』や『それを欠くと成り立たない』という重要度が高い意味となるのです。

例えば人間や動物が成長したり生命維持をする為に摂取しなければならない栄養素に『必須アミノ酸』という言葉がありますが、これは成長や生命維持を行うための『条件』として欠かすことはできないという意味があります。

この切実に大切なという意味の『必須』に『ではない』という否定があり、『条件ではない』という表現と理解することが出来るはずです。


「必須ではない」の英語とは

英語には大体『Dis』や『Un』などの接頭辞をつけて意味を否定的な形にする単語が多くあります。

『必須』という単語には『Requisite』、『Mandatory』などがありますが、接頭辞を活用した単語を見てみましょう。


Essential

成立する条件として欠かすことができないという意味で言うのであれば『Essential』があります。

これは本質的になくてはならないという意味です。

先ほどご紹介した『必須アミノ酸』は『Essential amino acid』になります。

『Essential』に接頭辞を付ける単語

さて、『Essential』に接頭辞を付ける単語はあるのでしょうか。

実は存在していて、『Unessential』がそれに該当します。

これはそのまま『本質的に成立条件として重要ではない』という意味を表す形容詞です。

Indispensable

もう一つ『必須』という言葉を紐解くと、条件以外に、何かを始める時に『必須』という表現もあります。

車を例にすると先ほどの『Essential』が車を運転する為の条件として備わっていなければならないガソリンの様なイメージだとすると、運転するという行為を始める為のキーやアクセルペダルを表す単語は何になるでしょうか。

一番適切な単語は『Indispensable』です。

この単語は『Dispense』(分配する)という意味の動詞で接頭辞に『In』(に反して)と接尾辞に『Able』(できる)をつけて成り立っています。

それでは『Indispensable』の反義語はどうなるのでしょうか。

実はこれは簡単で接頭辞の『In』を無くすことで、『Dispensable』になり、『分けてしまうことが出来る』意味から『必須ではない』という意味に転じています。

『必須ではない』を使った英語の例文(使用例)

・『This system is not indispensable to operate our production. 』(このシステムは我々の生産を運営するのには必須ではない。もちろん『必須である』という単語を『Not』などで否定して『必須ではない』という表現にもできます。)
・『Vegetables are unessential to carnivorous animals. 』 (肉食性の動物達にとって野菜は必須ではない。肉食動物が生命活動を維持する条件として『必須ではない』という意味から『Unessential』を使っています。)
・『Mathematical approach is dispensable to analyze this issue. 』(この問題を分析するのに数学的なアプローチは必須ではない。問題を分析するという行為を行うために数学的なアプローチは無くても問題ないという意味で『Dispensable』が使われています。)

まとめ

如何でしたでしょうか。

まずは『必要』と『必須』の意味を厳密に理解している方は意外にも少なかったのではないでしょうか。

否定形を使うことで、『~ではない』という表現はできますが、接頭辞を追加したり、外したりすることで変化するという表現も覚えておくと、ぐっと英語表現が広がります。

是非これ以外にも調べてみて下さい。