「所有」と「所持」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「所有」と「所持」の違い生活・教育

この記事では、「所有」「所持」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「所有」と「所持」の違い

「所有」とは、自分の持ち物として持っているという意味で、「所持」とは、持っている物または身に着ける事を指しています。

その違いは、その持っている物が誰の物かという点です。

「所有」は、その物が自分の「名義」であるという事が条件となります。

ですので、その物が必ずしも自分が現在持っていたり、近くにあったりする必要がありません。

例えば自分の名義である車が自宅の車庫などに保管している場合、自宅にいなくてもその車は「所有」しているという事になります。

一方「所持」は、持っているもの、または身に着けている物を指すため、その物が誰のものであるかについては問われません。

他人の名義の物であったとしても身につけていれば「所持」となります。

そして「所持」は身に着けている事が条件となるため、離れた距離にあるものに関しては「所持」しているとは言えないのです。

ただし両方の言葉が同時に存在することもあります。

例えば自分の「名義」スマートフォンを持っていれば、「所有」しているスマートフォンを「所持」しているという事になるのです。

「所有」と「所持」の使い方の違い

「所有」は自分の名義の物を指す時に使用される言葉になります。

「名義」となっている物ですので、例えば「自家用車」であるとか「スマートフォン」など、自分購入したり、自分の名義として使用している物に対して「所有」していると使います。

一方「所持」は、その物を持っていれば「所持」している事になるため、その物が誰のものかどうかは問われません。

例えば、友人のボールペンを借りて、文字を書いていた場合はそのボールペンは「所持」していると言えます。

しかし、そのボールペンは友人の物ですので「所有」しているとは使う事はありません。

また「所持」はすぐ近く、若しくは持っている事が条件となります。

自分から離れているものに対しては、それが自分の「名義」の物であったととしても「所持」しているとは使われません。

しかし、その物は自分から離れた位置にあったとしても自分の名義の物ですので「所有」という言葉は使う事ができるのです。

「所有」と「所持」の英語表記の違い

「所有」を英語で表現すると、“owner”という単語で表現され、「所持」“possession”になります。

「所有」の意味

「所有」とは、「しょゆう」と読み、自分の物として持っているという意味になります。

この「所有」は、その物について必ず自分の「名義」であることが条件になり、他人の物であったり、誰のものはわからないものについては「所有」しているとは言えません。

「所有」している物は自分の「名義」であり、その物を自由に扱える権利を持っているのです。

ですからその物を捨てたり、誰かに貸したりする事も可能になります。

また「所有」しているという事は、必ずしも近くで持っている物では限らないという事です。

例えば、デパートなどで買い物するために自分の「所有」している車でデパートに行き、駐車場に車を停めてショッピングを楽しんでいたとします。

ショッピング中は自分の車は駐車場にあり、遠い位置にあると言えますが、その車は間違いなく自分の「所有」している車だと言えます。

このように「所有」は自分の「名義」の物であるという事が重要となります。

「所有」の使い方

「所有」は、自分の物として持っている物に対して使われる言葉です。

ですのでそれが、どの場所にあったとしてもそれが自分の物であれば「所持」している事になります。

しかし、その物が他人の物であった場合など自分の「名義」の物ではない場合は「所持」しているという使われ方はしません。

必ず自分の「名義」である場合に「所有」という言葉が成立します。

「所有」を使った例文

・『駐車禁止の場所に停めてある車の所有者を警察官が探しているようだ』
・『私が所有しているクルーザーは、いつでの動かせるよう海に停泊している』
・『近くの駅の前に、放置されている自電車の所有者はまだ見つかっていないようだ』

「所有」の類語

「所有」の類語としては、自分の物として持っているという意味の「保有」などがあげられます。

「所持」の意味

「所持」とは、「しょじ」と読み、持っていたり身に着けている事は意味する言葉です。

「所持」の条件は、持っている事で、その持っているものについては誰の物かどうかは問われません。

その物が他人の物や、誰の物であるかわからない場合であっても、自分で持っていたり、身に着けていたりする場合は「所持」となります。

ただし持っているという事が条件となるため、遠くにある場合や自分の手元にない場合は「所持」しているとは言えません。

「所持」の使い方

「所持」は、自分でもっている物や身に着けている物に対して使用される言葉です。

ですので、それが他人の物であったとしても実際に持っていれば「所持している」と使用する事ができます。

しかし、その物が自分の遠くにある場合、その物は「所持」しているとは言えません。

「所持」を使った例文

・『私の所持金ではこれは購入する事ができない』
・『学校の規則では禁止されている友達のボールペンを借りたまま忘れてしまい、所持品検査の際に先生の取り上げられてしまった』
・『私が所持していたはずの財布を君が何故持っているのか』

「所持」の類語

「所持」の類語としては、自分の持っている物を保つという意味の「保持」などがあげられます。

まとめ

「所有」「所持」は、どちらも持っている物という意味ですが、誰がどのように持っているかで言葉を使い分ける必要があります。

「所有」は自分の持ち物である事が必要ですが、必ずしも近くで持っている必要がありません。

しかし「所持」は、自分の持ち物の必要はありませんが、必ず自分で持っている事が条件となります。