この記事では、「体躯」と「体格」の違いを分かりやすく説明していきます。
「体躯」とは?
体つきという意味です。
ほっそり、がっしり、でっぷりなどの外から見た様子や、栄養状態などの観点からのものをいいます。
外から見た印象は、体の縦の長さ、横の長さ、肉づきなどによって変わります。
縦の長さがあり、横の長さが短く、肉づきが少ないと、すらっとした印象になります。
縦の長さが短く、横の長さがあり、肉づきがしっかりしていると、でっぷり、ぽっちゃりという印象になります。
外から見た感じは、遺伝的なものも関係していると考えられますが、生活習慣も大きく関係しています。
食べ過ぎていて運動不足なら、体に肉がたくさんつくことでしょう。
食べたものをエネルギーとして消費しないと、あまった分が脂肪として蓄えられます。
よく体を動かしていると、ほっそりとするかもしれません。
動くことでエネルギーが消費され、余分な脂肪がつきにくくなります。
よく動いて筋肉が鍛えられれば、筋肉による体の太さがでてきます。
この場合は、がっしりした印象になります。
「体躯」の言葉の使い方
体つきという意味で使用をします。
日常会話で使うよりも文章で使われることが多くあります。
改まったいい方です。
「体格」とは?
外から見たときの体全体の様子という意味です。
骨格、肉づき、身長などの具合から見て体の様子を意味します。
外から見た体全体の様子は食事や運動によって変えることができます。
骨の太さを変えることは難しいですが、筋肉の量と脂肪の量は変えられます。
食事は栄養バランスを考えることが大切です。
糖質や脂質などに偏ってしまうと肥満のもとになります。
ただし、糖質や脂質は体を動かすエネルギー源になるので、極端に制限してはいけません。
筋肉を適度につけると体が引き締まった印象になり、たくさんの筋肉がついているとがっしりとした印象になります。
筋肉をつけるためにはタンパク質が必要です。
タンパク質を多く含む食品には、肉・魚・卵などの動物性のものと、大豆などの植物性のものとがあります。
食事から摂取することが基本ですが、食事からの摂取が難しい場合や効率的に摂取したいときには、プロテインの利用が便利です。
運動をするとエネルギーが消費され、肥満の防止につながります。
筋力トレーニングをすれば、筋肉が強化されることが期待できます。
鍛えたい部位の筋肉を使用することが、効率的に鍛えるためのポイントです。
たとえば、お腹の筋肉を鍛えたいなら腹筋運動をするなどです。
「体格」の言葉の使い方
体の様子を指して使用する言葉です。
人間だけでなく、動物のことも指します。
「体躯」と「体格」の違い
2つの言葉が指す内容は同じです。
前者の方が改まったいい方で文章で使われることが多く、後者は日常的に使われています。
まとめ
2つの言葉の意味は同じです。
違いは改まったいい方なのか、日常的に使われている言葉なのかです。