この記事では、「former」と「previous」の違いを分かりやすく説明していきます。
「former」とは?
“former”の主な意味は3つあります。
1つめは、前の、先のです。
時間や順序についていいます。
「昔はよかった」など、現在と比べて前は、ということがあります。
この「昔」のような、時間的な前のことを指しています。
2つめは、前任の、かつてのです。
以前に特定の役割を果たしたことがある人を指しています。
日本には総理大臣がいます。
今の総理大臣の前には、別の人が総理大臣の任についていました。
この人のことを前任といいます。
3つめは、2つのうちで、先の、前の方のです。
製品の場合、従来品と新製品とが存在する場合があります。
先のというのは、製品でいえば従来品のことです。
新製品に比べて時間的に前に製造や販売がされています。
「former」の使い方
もともとの意味は「第一の」です。
順序のはじめを意味しています。
そこから、時間や順序で前に、前任のなどの意味になり、こういったことを指して使用します。
形容詞になります。
「previous」とは?
“previous”の主な意味は2つあります。
一つは、時間や順序が前の、先のです。
ある人と食事の約束をしていたとします。
その後に、別の人が食事に誘ってきました。
この場合は、時間的に前のものを先約といいます。
こういった意味の「前の」です。
先にたって、といった意味になります。
もう一つは、性急すぎる、せっかちなです。
忍耐強くなく、急いでいることを指しています。
何かの結果のことで考えてみます。
事柄によっては、結果がでるまで時間がかかります。
それをゆっくり待っていることができる人もいれば、早く結果を出したい人もいます。
せっかちは、後者の態度を指しています。
「previous」の使い方
もともとの意味は「以前の」で、時間や順序が前のという意味で使用をします。
“n doing”をともなって、せっかちなという意味でも使用します。
形容詞になります。
「former」と「previous」の違い
どちらの言葉にも、時間や順序が前の、先のという意味があり、この意味は共通しています。
しかし、“former”は昔の、過去のといった意味合いで、“previous”は前もってという意味合いである点に違いがあります。
“former”は前に任についていた人、つまり前任という意味や、2つのうちの前の方という意味がありますが、“previous”にはこの意味はありません。
“previous”は気が短くせっかちであるさまの意味もありますが、“former”はこの意味はありません。
まとめ
どちらの言葉にも前の、先のという意味があります。
時間や順序で前のことを指しています。
この意味は同じなのですが、どちらの言葉もそれ以外の意味を持っており、その点で違いがあります。