「ashamed」と「embarrassed」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「ashamed」と「embarrassed」の違い英語

「恥ずかしい」と言っても、そう感じる状況は様々ですよね。

自分の行いを恥じる場合もあれば、注目を集めて恥ずかしい、という場合もあります。

そして英語では、この状況に応じて使う単語が変わってくるのです。

この記事では、“ashamed”“embarrassed”の違いを分かりやすく説明していきます。

「ashamed」とは?

“ashamed”は形容詞で、「恥ずかしがって」という意味です。

これだけではニュアンスが伝わりにくいですが、辞書を引くと「恥じて」という意味も載っています。

つまり、自分の行いに対して罪悪感を覚えている、あるいは後悔している、という状況で使う単語です。

それでは、実際どのように使えるのか見ていきましょう。


「ashamed」の使い方

A. I’m ashamed of my answer. (自分の答えが恥ずかしい) B. I’m ashamed that I failed the examination. (私は試験に落ちたことが恥ずかしい) A.のように「be ashamed of ?」という形がよく使われます。

「?」について恥じている、ということですね。

後ろに名詞ではなく文を置く場合は、B. のように「that」を使って表すと良いでしょう。

“ashamed”は形容詞であるため、必ずbe動詞を入れるようにしてくださいね。


「embarrassed」とは?

「恥ずかしい」という意味に加え、「当惑した」「困った」という意味もあります。

つまり、要因は自分ではなく周りや環境にある、という状況で使います。

また、“embarrassed”“embarrass”つまり「恥ずかしい思いをさせる」という意味の動詞に「-ed」が付くことで、形容詞的な使い方をしています。

「surprised」「excited」等と同じですね。

「embarrassed」の使い方

A. I’m embarrassed about my brother. (私は弟のことを恥ずかしく思う) B. He embarrassed me. (彼は私に恥をかかせた) A. のように「about+名詞」「?のことを恥ずかしく思う」という文ができます。

また、“embarrassed”は過去分詞形なので、be動詞も必要となります。

受け身の形と一緒ですね。

この場合、恥ずかしい思いをした人が主語になっています。

一方、B. は“embarrass”の過去形です。

そのためbe動詞を入れる必要はありません。

また、「恥ずかしい思いをさせる」という意味なので、恥ずかしい思いをした人は目的語の位置にきます。

A. とB. で使い方が違うので注意してくださいね。

「ashamed」と「embarrassed」の違い

大きく違う点は2つあり、「恥ずかしかった要因」「品詞」です。

恥ずかしかった要因が自分にある場合は“ashamed”、周りや環境にある場合は“embarrassed”を使います。

また、“ashamed”は形容詞、“embarrassed”は動詞の過去分詞形なので、どちらもbe動詞とセットで使います。

ただ、“embarrased”が動詞の過去形として使われているときは、be動詞が不要となりますので気をつけましょう。

まとめ

「恥ずかしい」という意味を持つ2つの単語について考察しました。

ポイントは「何が恥ずかしいのか」という点です。

ここをよく見極め、上手に使い分けてくださいね。

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