この記事では、“subway”と“metro”の違いを分かりやすく説明していきます。
「subway」とは?
“subway”には2つの意味があります。
一つは地下鉄です。
地下鉄とは、地下にトンネルを掘って、そこに設置をした鉄道のことです。
地上に鉄道のレールを敷くとき、建物などを避けて敷かなければなりません。
レールを敷ける場所に制約を受けるのです。
地下の場合もどこにでもレールを敷けるわけではありませんが、建物による制約を受けにくくなっています。
また、景観を乱すことがありません。
また、地上を電車が通ると踏切での交通事故の心配がありますが、地下ならその心配がありません。
地下鉄を設置したり、維持したりするには、莫大な費用が必要です。
そのため、多くの利用者が見込める都市に設置されています。
地方では地上を通る電車でも利用者が少なく、莫大な費用を必要とする地下鉄を設置・維持するのは難しいです。
海外でもこれは同じようです。
もう一つの意味は、地下通路です。
地下通路とは、地下に作られた通り道をいいます。
河川、道路、鉄道の横断のために設けられます。
「subway」の使い方
地下鉄の意味では、主に米国での使い方になります。
ニューヨークなどの都市に設置されています。
地下通路の意味では、主に英国での使い方になります。
ファストフード店の“SUBWAY”というものがあります。
この場合は大文字で表記します。
「metro」とは?
“metro”の主な意味は3つあります。
1つめは主にパリなどの地下鉄です。
パリはフランス共和国の首都です。
2011年の時点では、パリ市の人口は約225万人になります。
地下鉄は主に首都に作られる鉄道です。
パリは首都であり、地下鉄が敷かれています。
人口が多い場所では地下鉄の利用者が多く、地下鉄の設置費や維持費を回収できることが期待できます。
2つめは都市型電車です。
3つめは主要都市圏の行政府です。
「metro」の使い方
地下鉄のことを指して使用します。
都市型電車の意味では主に英国で使用され、主要都市圏の行政府の意味では主に米国で使用されています。
「subway」と「metro」の違い
どちらの言葉も地下鉄という意味を持っています。
違いは使われる国です。
前者の言葉は主に米国で使用されている言葉です。
米国の都市にある地下を通る鉄道を指しています。
後者の言葉はパリなどの地下鉄を指しています。
この場合、“M”を大文字にして表記することがあります。
また、日本には「東京メトロ」という地下鉄があり、これは“Tokyo Metro”と表記されます。
どちらの言葉もこれ以外の意味を持っており、その点にも違いがあります。
まとめ
どちらの言葉も地下鉄という意味を持っています。
違いはこの言葉が使用される国です。
主に米国で使用されたり、パリなどを通る地下鉄を指して使用されたり、言葉によって使い方が違います。