“as well”と“too”は「~も」を意味する英語表現ですが、文章に取り入れる際の使い方が異なるため注意が必要です。
双方の適切な使用方法を学んで、混同することなく使い分けましょう。
この記事では、“as well”と“too”の違いを分かりやすく説明していきます。
「as well」とは?
“as well”は、「~と同様に」を意味する“as”と「十分に」を意味する“well”から成る熟語で、「~も」「同じく」「なお」「その上」などの意味を持っています。
上記のほかに、「同様に」「した方がよい」といった意味で使用されることもあります。
「too」とは?
“too”は副詞に分類される英単語で、「~も」「その上」「さらに」「しかも」などの意味のほか「~すぎる」といった意味も持ち合わせています。
また、主に話し言葉にて「非常に」など肯定を強める表現として用いることもあります。
「as well”と「too」の違い
“as well”と“too”が持つ「~も」「~もまた」の意味合いはほとんど同じと考えられていますが、使い方に違いがあります。
“as well”は主として肯定文に使用し、文末に配置するのが一般的です。
一方“too”は肯定文だけでなく否定文に使うケースがあり、文末のほか主語のすぐ後に配置することもあります。
なお、話し言葉としてよく使用されるのは“as well”の方だといわれています。
次に、“as well”と“too”の違いを分かりやすく解説します。
「as well」の例文
“as well”を「~も」「~もまた」の意味で使用する際は、肯定文に使うことや文末に置くことが多い点を押さえておきましょう。
・“I study Portuguese as well.”(私はポルトガル語も勉強する)
・“She plays the piano and the cello as well.”(彼女はピアノを弾くしチェロも弾く)
・“I have a stomachache and a headache as well.”(私は腹痛もするし頭痛もする)
「too」の例文
“too”を「~も」「~もまた」の意味で使う場合、基本的には肯定文に使用しますが、まれに否定文に使うこともあります。
一般的には文末や主語の直後に位置させます。
・“He wants to visit Argentina, and Brazil, too.”(彼はアルゼンチンを訪れたいし、ブラジルも訪れたい)
・“We will go, too.”(我々も行きます)
・“I, too, didn’t watch the horror movie.”(私もそのホラー映画は見ていない)
まとめ
“as well”と“too”が指す「~も」「~もまた」の意味合いはほぼ同じといえますが、使用する文章の種類や配置場所が違うことがポイントです。
両者の用法を知ることでライティング力や会話力の向上につながるでしょう。
ぜひ英語学習に活用してください。