この記事では、“avoid”と“escape”の違いを分かりやすく説明していきます。
「avoid」とは?
“avoid”の意味は以下の通りです。
1つ目は「避ける」「回避する」という意味で、好ましくないことに遭わない様にすることを言います。
2つ目は「逃れる」という意味で、危険な目や事故に遭わずに済むことを言います。
3つ目は「~を無効にする」という意味で、法律的な拘束力を解除することを言います。
上記に共通するのは「好ましくない状態から遠ざかる」という意味です。
「avoid」の使い方
“avoid”は「避ける」「回避する」「逃れる」「~を無効にする」などの意味で使われます。
他動詞として使われ、名詞形は「avoidance」になり、「避けること」「回避」「逃避」「空席」「取り消し」などの意味があります。
基本的に、好ましくない状態になりそうだと分かっている時に、自分から意識して避ける時に使われる言葉です。
「escape」とは?
“escape”の意味は以下の通りです。
1つ目は「~から逃げる」「~から脱出する」という意味で、危険な場所から逃げ出すことを言います。
2つ目は「逃れる」「免れる」という意味で、罪や病気、災難に遭わずに済ませることを言います。
3つ目は「記憶に残らない」という意味で、人に見られない様にすることを言います。
4つ目は「漏れる」という意味で、ガスや液体などが染み出すことを言います。
5つ目は「思わず出る」という意味で、ため息や言葉などがつい出てしまうことを言います。
上記に共通するのは「ある場所から脱する」という意味です。
「escape」の使い方
“escape”は「~から逃げる」「~から脱出する」「逃れる」「免れる」「記憶に残らない」「漏れる」「思わず出る」などの意味で使われます。
自動詞・他動詞として使われたり、名詞として「逃亡」「脱出」「逃げ道」「逃避」「ガス漏れ」「水漏れ」などの意味で使われます。
基本的に、実際に好ましくない状態にあった時に、積極的に逃れる時に使われます。
「avoid」と「escape」の違い
“avoid”は「好ましくない状態を遠ざけること」という意味です。
“escape”は「好ましくない状態から逃れること」という意味です。
「avoid」の例文
・『I cannot avoid meeting him. 』(彼と顔を合わせないわけにはいかない)
・『I want to avoid his company. 』(彼と協力するのは避けたいな)
・『I have to avoid a risk. 』(リスクは回避しなければならない)
「escape」の例文
・『A prosoner escaped from prison. 』(囚人が脱獄した)
・『I escaped a class. 』(授業をサボッた)
・『I felt an escape of gas. 』(ガス漏れを感じた)
まとめ
今回は“avoid”と“escape”について紹介しました。
“avoid”は「危険に近寄らない」、“escape”は「危険から逃れる」と覚えておきましょう。