この記事では、“production”と“manufacturing”の違いを分かりやすく説明していきます。
「production」とは?
“production”には3つの意味があります。
1つめは、製造・生産・産出です。
製造とは、原料に手を加えて何かを作ることです。
たとえば、チョコレートはカカオという原料を、ローストしたり、すりつぶしたりしたものに、砂糖やココアバターなどを加え、作られています。
こういった製品にすることを意味しています。
生産とは必要な物資を作ることで、米を作る、機械を作るなどをいいます。
2つめの意味は劇やサーカスなどの上演・演出です。
これらも何かを作っているという意味になります。
3つめは物の提示・提出です。
レポートを出す、レシートを出すなど、物をある場所にだすことを意味しています。
「production」の使い方
“production”は数えられない名詞です。
製造、演出などの行為は数えることができません。
「manufacturing」とは?
“manufacturing”には、製造、製造業という意味があります。
主に商品として販売するものを作る行為をいいます。
手を加えて作ることなので、米を作る、野菜を作るなど、何も手を加えていないことではありません。
加工食品、車、家電製品などは、手を加えているといえます。
商品といっても、車、食品、家電製品などさまざまありますが、“manufacturing”は何の製造なのか特定していません。
車についても、食品についても、家電製品についても、さまざまなものの製造を意味しているのです。
製造業とは、原料に手を加えて何かを作る仕事をする産業のことです。
プラスチック製造業、木製品製造業、石油製品製造業など、さまざまな製造業があります。
「manufacturing」の使い方
“manufacturing”は名詞で製造、製造業と使われることもあれば、形容詞で製造の、製造業のと使われることもあります。
名詞で使用するときは、数えられない名詞として扱います。
形容詞で使用するときは、他の語を修飾します。
「production」と「manufacturing」の違い
どちらの言葉にも、名詞で製造という意味があり、この意味は同じです。
原料に手を加えて何かを作ることを指しています。
食品でも、プラスチック製品でも、車でも、製造ということができます。
しかし、“production”には原料に手を加えない生産の意味もあります。
また、劇やサーカスの上演、提出のことも指しています。
こういった意味は“manufacturing”にはありません。
まとめ
材料に手を加えて作ることという意味が同じです。
“production”にはこの意味の他にも、生産、上演、提出などの意味もあります。
この意味はもう一つの言葉にはない点が、2つの言葉の違いです。