この記事では、“fail”と“failure”の違いを分かりやすく説明していきます。
「fail」とは?
“fail”の主な意味は4つあります。
1つめは、失敗する、できないです。
失敗とは、期待していたほど、物事をうまくできないことをいいます。
たとえば、ケーキを作ろうとしたのに、砂糖と塩を間違えてしょっぱくなってしまったとか、焼き過ぎて黒焦げになってしまったとかは、失敗です。
“fail”は計画や試みに失敗することを指しています。
2つめは、落ちるです。
“fail”が意味する落ちるとは、試験や学科に落ちることです。
高いところから落下することではありません。
資格試験や大学のテストなどでは、及第点が設けられています。
その点を得られなかったときには、落とされてしまいます。
3つめは、見捨てる、失望させる、期待に背く、いざというときに言葉や記憶が出てこないです。
いざというときに言葉や記憶が出てこないと、相手を失望させてしまうことがあります。
また、この言葉を期待していたというときに、その言葉が出てこなければ、期待に背いていることになります。
4つめは、体力が衰える、植物が枯れるです。
弱くなることを意味しています。
本来の機能を果たせていない状態です。
「fail」の使い方
失敗するという意味では、否定形にすると必ず~するの意味で使うことができます。
“fail”は動詞で、この語の後に何に失敗したのか、何に落ちたのかなど、名詞がきます。
「failure」とは?
“failure”の主な意味は4つあります。
1つめは、失敗すること、うまくいかないことです。
“failure”は、計画や試みに失敗することを指しており、パーティーがうまくいかない、努力が失敗するなどをいいます。
2つめは、落ちることです。
“failure”が意味する落ちることとは、試験や学科に落ちることです。
高いところから落下することではありません。
3つめは、健康や体力の衰え、作物の不作、機械の故障です。
どれも本来の機能を果たせていない状態を表しています。
4つめは、~の不足、欠乏です。
勇気の不足などをいいます。
「failure」の使い方
“failure”は名詞です。
数えられる名詞として扱うこともありますが、多くの場合は数えられない名詞として扱います。
「fail」と「failure」の違い
2つの言葉は同じような意味を持っていますが、品詞に違いがあります。
“fail”は動詞、“failure”は名詞になります。
動詞として使われるときには、何が落ちたのか、何が失敗したのかなどを表す名詞が後に続きます。
“failure”は、何が、あるいは誰が落ちたのか、失敗したのかなどを表すために、動詞と共に使用します。
まとめ
失敗、落ちるなど似たような意味を持っている2つの言葉ですが、品詞に違いがあります。
品詞が違うので、文中での使い方にも違いがあります。