この記事では、“yell”と“shout”の違いを分かりやすく説明していきます。
「yell」とは?
“yell”には動詞と名詞の意味があります。
動詞の意味は2つです。
1つめは、大声で叫ぶです。
子どもが悪いことをしたとき、大きな声を出して叱りつける親がいます。
ケガをして痛みに耐えられないとき、思わず大きな声を出してしまうことがあります。
こういった、怒り・苦痛などによって大きな声を出すこと意味しています。
もう一つは、助けを求めて大声を出すです。
主に米国での使われ方です。
強盗に襲われたとき、助けを求めることでしょう。
小さな声では周りの人に聞こえないので、大きな声を出します。
このような声の出し方を意味しています。
名詞の意味は、叫び声、わめき声です。
大きな騒ぐ声を意味しています。
「yell」の使い方
大声で叫ぶという意味で使用をします。
大声を出すときには、喜びで出すときと、恐怖や苦痛などによって出すときとがあります。
“yell”が意味するものは、恐怖や苦痛などによるものです。
応援しているスポーツチームが勝って、うれしくて叫んでしまうことなどではなく、子どもを怒鳴りつける、気に入らないことがあって叫ぶなどをいいます。
「shout」とは?
“shout”には動詞と名詞の意味があります。
動詞の意味は3つです。
1つめは大声を出すです。
喜び・怒り・恐怖・悲しみなど、さまざまな感情によって出てくる大きな声を指しています。
好きなアイドルを間近で見ることができたとき、うれしくて「キャー」と叫びたくなることでしょう。
ジェットコースターにのったとき、恐怖で「キャー」と叫びたくなることでしょう。
愛犬が死んだとき、悲しみのあまり「ワー」と大きな声を出したくなることでしょう。
こういった、さまざまな感情によって出てくる大きな声を意味しています。
2つめは、電子メールで全文を大文字で書くです。
3つめは、ありありと物語るです。
はっきりとわかるように語るという意味になります。
名詞の意味は、大声、叫び声です。
喜び・怒り・恐怖など、さまざまな感情によって出てくる大きな声のことを指しています。
たとえば、面白すぎて爆笑したときの声、お化け屋敷で怖すぎて出す声などです。
「shout」の使い方
大声を出すという意味や、その声のことを指して使用します。
うれしくて叫ぶ、上司に怒鳴られる、暴言を吐くなど、さまざまな大きな声のことを指して使用できます。
「yell」と「shout」の違い
どちらの言葉にも、大きな声を出すという意味がありますが、どのような感情から出てくる声なのかという点が違います。
“yell”は恐怖や怒りによるものです。
一方、“shout”は恐怖や怒りだけでなく、喜びや悲しみなどによって出る大きな声も意味しています。
まとめ
2つの言葉は大声を出すという意味を持っていますが、どのような感情から出る声なのかという点に違いがあります。