「バケーション」も「ホリデー」も日本語の中で使う機会が増えてきました。
どちらも「お休み」という意味合いで使われています。
では、“vacation”“holiday”の違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、“vacation”と“holiday”の違いを分かりやすく説明していきます。
「vacation」とは?
「バケーション」と同様に「休暇、休み」を指す名詞です。
「バカンス」と訳すこともあり、特に長期休み、あるいは仕事や学業から離れた休みを指します。
ただ、アメリカ英語とイギリス英語の違いが出る部分でもあるので気をつけてください。
イギリス英語においては“vacation”はほとんど使われないため、後述する“holiday”で休日を表現します。
「vacation」の使い方
A. He is on summer vacation. (彼は夏休暇中だ) B. I’ll take a long vacation. (私は長期休暇を取るつもりだ) C. Have a nice vacation!(良い休暇を!) A. のように「休暇中」という場合の前置詞は“on”です。
また、休暇を「取る」という時はB. のように“take”を使いましょう。
「holiday」とは?
同じように「休暇、休み」を表しますが、特に「祝日、祭日」という意味が特徴的です。
語源が「holy(神聖な)+day(日)」ということもあり、宗教に絡んだ休日に使うこともあります。
先に述べた通り、イギリス英語では長期休み、バカンスなども「holiday」で表します。
長い休みの場合は「holidays」と言うこともあるので、合わせて押さえておきましょう。
「holiday」の使い方
A. Next Monday is a holiday. (次の月曜は祝日だ)
B. Tuesday is a regular holiday. (火曜日は定休日だ)
C. Happy holidays!(素敵な休暇を!)
A. B. のように1日の休みの場合は「a」が付きます。
また、「regular」が付くことで定期的に来る休みのことを表しています。
C. はクリスマス休暇などまとまった休みの場合によく使われる表現です。
「holidays」と複数形になっているところにも注目してください。
クリスマスを祝わない宗派もあるという考えから、近年“Merry Christmas”ではなくC. の表現を使うことも増えています。
「vacation」と「holiday」の違い
イギリス英語ではほとんどが「holiday(holidays)」で表されます。
アメリカ英語の場合は「バカンス」というイメージの長期休暇が「vacation」、祝日が“holiday”という使い分けができます。
同じ英語でも、国によって使い方が違うという例でした。
まとめ
日本語では混在しがちな“vacation”と“holiday”の違いを見てきました。
国によって同じ意味で使うこともありますが、「祝日」は必ず「holy+day」が語源となっている“holiday”で表現しましょう。