この記事では、“ask”と“tell”の違いを分かりやすく説明していきます。
「ask」とは?
“ask”の主な意味は2つあります。
1つめは、求める、頼るです。
自分の利益になるものを求めるという意味になります。
何か困っていることがあり、自分の力だけでは解決できないとき、他の人にアドバイスをもらうことでしょう。
これは「アドバイスを求める」といいいます。
アドバイスをもらうことで、自分の利益になります。
“ask”が意味する求めるとは、こういった利益になるものを要求することです。
もう一つの意味は尋ねるです。
特に情報を求めることをいいます。
道に迷ってしまったときには、近くにいる人にどちらに行けばいいか聞くことでしょう。
これはある目的地に到達するための情報を求めているということができます。
このような尋ねることを“ask”は意味しています。
質問する、聞くとも言い換えることができます。
「ask」の使い方
利益になることを求める、尋ねるという意味で使用をします。
アドバイスや費用を求めること、人に来てくれるように求めること、彼女についての情報を求めること、などに使用できます。
「tell」とは?
“tell”の主な意味は4つあります。
1つめは、情報などを言葉で伝える、知らせるです。
頼まれて伝えることではなく、一方的に言葉で伝えることを意味しています。
うそをつく、冗談ばかり言う、正直に言うなどのことです。
2つめは、~と言うことがわかるです。
区別がつく、はっきりと見分けがつくという意味になります。
たとえば、事実を言っているのか、うそを言っているのかわかるといったようなことです。
3つめは、書物や掲示などが知らせる、教えるです。
パソコンの電源を入れるとランプが点灯します。
このランプは、電源が入っていることを知らせてくれています。
こういった意味の知らせる、教えるです。
4つめは、事が人などに悪い影響を与えるです。
ストレスは心身に影響を与えるといわれています。
事が人などに悪い影響を与えるとは、ストレスによって健康が悪化するといったことです。
「tell」の使い方
~だと話す、言う、伝えるという意味で使われることが多いです。
「tell A that節」の使い方をすると、Aに~と言うという意味になります。
「ask」と「tell」の違い
どちらも情報にかかわる言葉ですが、意味が違います。
“ask”は求めるという意味です。
「お願いします」というような求めることをいいます。
“tell”は伝えるという意味です。
言葉や書物などで知らせることをいいます。
“ask”の場合は、情報をくださいとお願いするようなことで、“tell”の場合は情報を知らせてあげるようなことです。
意味も使い方も違う言葉です。
まとめ
情報にかかわる2つの言葉ですが、一方は情報を求める、もう一方は情報を伝えるで、意味がそれぞれ違います。