「man」と「male」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「man」と「male」の違い英語

「男性」を表す英単語に“man”があります。

これは日本語でも馴染みがある単語ですが、一方で“male”という単語も使うことをご存知でしょうか。

この記事では、“man”“male”の違いを分かりやすく説明していきます。

「man」とは?

「男性」という名詞ですが、成人した男性、一人前の男性に対して使うため、子どもや動物などに使うことはできません。

「少年」という意味では“boy”を使い、“boy”が成長すると“man”になります。

「man」は社会的な性別、すなわち「gender(ジェンダー)」における男性を表します。

日常会話では“man”を使うことが多いです。


「man」の使い方

A. I saw a young man. (私は若い男性を見た) B. Ladies and gentle men. (紳士淑女のみなさん) A. は一般的な名詞の使い方です。

B. はショー等でよく聞く表現で、“man”を丁寧に伝えたいときに“gentle man”を使います。

また、複数形は“men”になるので注意しましょう。


「male」とは?

一方の“male”は、「男性」という意味の他に「雄」という意味が入ってきます。

社会的な性を表す“man”に対して、“male”は生物学上の性、いわゆる「sex」を表します。

そのため大人の男性はもちろん、子どもや動物、植物に対しても使うことができるのです。

単に生物学上の「雄」を指す言葉なので、その人個人が持つ背景などは関係ありません。

日常会話で使うよりは、公的書類など改まった形式のもので使われることが多いです。

また、形容詞的に働いて「男性の」という意味で使うこともできます。

「male」の使い方

A. The group consists of 15 male. (そのグループは15人の男性で構成されている)
B. A male cat was crossing the street. (雄ネコが道を渡っていた)
A. が名詞、B. が形容詞としての使い方の例です。


B. ように「male+名詞」「雄の?」という言い方はよく使われます。

「man」と「male」の違い

社会的な性を表し、大人の男性に対して使うことができる“man”と、生物学的な性を表し、雄であれば何に対しても使うことができる「male」なので、使う場面が異なります。

日常では「man」を使うことが多いですが、動植物を表すときや、公的書類では“male”を使いましょう。

また、それぞれの対義語は“woman”“female”です。

まとめ

「男性」を表す“man”“male”について違いを見てきました。

“male”の方が動植物にも使えるため対象となる範囲は広いですが、単に「雄」ということを表すだけなので人間に対して使う場面はそう多くありません。

“man”は大人の男性に限定して使う単語ですが、社会の一員として見るので、日常ではこちらを使う方が自然です。

両者の違いを理解し、上手に使い分けていきましょう。

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