「ショック」と「ショッキング」は同じような意味合いの言葉ですが、どのような違いで使い分ければいいのでしょうか。
今回は、「ショック」と「ショッキング」の違いを解説します。
「ショック」とは?
「ショック」とは、「衝撃」を意味する言葉です。
「ショック」の使い方
英語の「shock」のことで瞬間的に大きな力がかかる様子を表します。
車が衝突したときのような物理的な負荷を表す意味で使うほか、心が強く揺さぶられるような精神的な衝撃に対しても使う言葉です。
基本的にはダメージが生じることを表すあまり良くない意味で使われる言葉ですが、衝撃そのものに善悪はなく大怪我を回避するために作動した緊急ブレーキの衝撃も「ショック」に含まれます。
「ショッキング」とは?
「ショッキング」とは、「衝撃的」を意味する言葉です。
「ショッキング」の使い方
精神的に強い衝撃が生じることを意味し、心が強く揺さぶられるような出来事や驚くべきことに対して用いられます。
心に強く影響する物事に対して用いる表現であり物理的な衝撃の意味合いでは使わず「精神に対して強い衝撃を与えるさま」という意味でのみ使われる表現です。
「ショック」と「ショッキング」の違い
瞬間的に生じる大きな力が「ショック」で、瞬間的に大きな力を生じさせるような物事が「ショッキング」という違いで区別されます。
「ショック」が瞬間的な強い力という結果を表す言葉なのに対し「ショッキング」は衝撃につながる原因を表す言葉です。
「ショック」は軽い衝撃に対しても使いますが「ショッキング」は強い精神的衝撃につながるものに対してのみ使い弱い衝撃には使わない、という違いもあります。
「ショック」の例文
・『ぶつかったショックで壊れた』
・『ショックを与えて覚醒させる』
「ショッキング」の例文
・『ショッキングなニュースが伝えられる』
・『ショッキングな出来事が続く』
まとめ
「ショック」と「ショッキング」はあらわしている意味が大きく異なります。
それぞれの意味を理解して正しく使い分けましょう。