この記事では、“misfortune”と“unlucky”の違いを分かりやすく説明していきます。
「misfortune」とは?
“misfortune”(ミスフォーチュン)の意味は、「不幸」「不運」「災難」になります。
幸運や富などを表す“fortune”という単語に、誤った、不正なという意味を持つ接頭語「mis」が組み合わさりできた言葉です。
「不幸な目にあう」は“suffer”や“meet with”を使い、“suffer misfortune”“meet with misfortune”で表します。
英語のことわざに“Beautiful women are liable to misfortune”というのがありますが、これは日本でいうところの「美人薄命」にあたります。
“misfortune”同じような意味を表す言葉には“bad luck”“hard luck”“mishap”などがあります。
また反対の意味を表す時には“fortune”“good luck”などを使います。
「unlucky」とは?
“unlucky”(アンラッキー)は「不運」「縁起が悪い」「不吉」「あいにく」などの意味を持ちます。
幸福という意味の単語「luck」に、反対を意味する接頭語“un”が合わさりできた言葉です。
外来語としてもよく使われる言葉で、「ラッキー」「アンラッキー」と会話などによく登場します。
例えば、新しい白のスニーカーを履いた日に雨に降られたら「あーあ、なんてアンラッキーなんだ」と台詞が口を突いて出てきます。
ちなみに日本でいう「運の悪いひ/凶日」は英語では“unlucky”を使って、“un unlucky day”と、「最悪の日/仏滅」は“most unlucky day”と表現します。
また縁起の悪いとされる数字の「13」は、英語では“unlucky number”と言われています。
「misfortune」と「unlucky」の違い
“misfortune”と“unlucky”の違いを、分かりやすく解説します。
“misfortune”と“unlucky”は、どちらも自分の意思に関わらず降りかかってくる、不幸や災難を意味する英単語です。
しかしこの二つの言葉には違いがあります。
“misfortune”は災いや不幸が長く続く、運命自体が不幸に見舞われているというニュアンスがあります。
ところが“unlucky”の方は、その時だけの不運を表現します。
その時点では“unlucky”でも、ちょっとそのあとに“lucky”になることも十分に考えられます。
例えばお財布を落としてしまった時に“unlucky”と言いますが、長期にわたり重病で苦しんでいる、子供の頃から虐待にあっているなど、人生そのものが不幸に見舞われているケースでは、“misfortune”という単語の方がしっくりきます。
まとめ
“misfortune”と“unlucky”は、似たような意味を持ちますが、ニュアンス的には違いがあります。
もちろん人によって感じ方に違いはありますが、“misfortune”はより不幸度や不運度が高“unlucky”はその場限りの不運や不幸だと覚えておきましょう。