この記事では、“suspend”と“stop”の違いを分かりやすく説明していきます。
「suspend」とは?
“suspend”の主な意味は3つあります。
1つめは、吊るす、ぶらさがるです。
サンキャッチャーという、窓辺に飾っておくものがあります。
これは、ガラス、ビーズ、天然石などが紐に通されて連なっている形状をしています。
窓辺に飾っておくと、ガラスやビーズなどに光が当たって反射され、部屋の中が明るくなったり、ガラスなどの素材を通した光の色が部屋に広がります。
飾るときには、下に垂らすようにします。
このような垂らし方が「吊るす」です。
部屋の天井に取り付ける電気の中には、紐を引っ張って電気をつける・消す操作をするものがあります。
この電気の紐も「吊るす」状態になっています。
2つめの意味は、宙に漂わせる、浮遊させるです。
吊るされた状態は、宙ぶらりんになっている状態といえます。
宙に漂っていたり、浮遊している状態も宙ぶらりんな状態といえるでしょう。
3つめは、判断、資格、活動などを一時的に停止するです。
難しい問題、すぐに答えを出したくない問題などは、一時的に手をつけずにそのままにされることがあります。
これは、判断を一時的に停止しているといえます。
テレビのニュースなどで、音楽家が活動を一時的に休むと報道されることがあります。
これも“suspend”が意味するものです。
「suspend」の使い方
宙ぶらりんという意味で使用をします。
吊るす、ぶらさがる、宙に漂うなどの状態は、宙ぶらりんな状態といえます。
判断や活動などを一時停止にしているとき、どっちつかずな状態で宙ぶらりんです。
「stop」とは?
“stop”の意味はとまるです。
とまるといっても、何がとまるのかさまざまな意味があります。
“stop”が指すとまるとは、人や乗り物の動き、液体の流れ、機械の動き、活動、行為などです。
乗り物のことで考えてみます。
タクシーは目的地にまで送り届けてくれる乗り物です。
運転手の行き先を告げると、その場所に送ってくれます。
目的地で降りるためには、タクシーが動いていた状態から動かない状態にならなければなりません。
これがとまるです。
人間の場合だと、活動していた状態から活動していない状態になること、つまり活動がとまることを休憩するといいます。
「stop」の使い方
とまるという意味で使用をします。
人、乗り物、液体、電気、活動、機械などについていいます。
「suspend」と「stop」の違い
2つの言葉で似ている意味は停止するです。
“stop”は、人、乗り物、液体、電気、活動、行為、機械など広く使うことができ、“suspend”は判断や活動について使う点が違います。
“suspend”は宙ぶらりんという意味があるように、判断や活動がとまって宙ぶらりんな状態を指しています。
まとめ
停止するという意味が似ている2つの言葉ですが、何が停止するのかという点に違いがあります。
それぞれの言葉が指す意味合いは違うのです。