この記事では、“have”と“possess”の違いを分かりやすく説明していきます。
「have」とは?
「have」の意味は数多くありますが、主なものは以下の通りです。
1つ目は「~を持つ」「所持する」という意味で、手に持っている、現在身に付けていることを言います。
2つ目は「~を所有する」という意味で、自分のものとしてあることを言います。
3つ目は「備えている」という意味で、特徴や能力などを持っていることを言います。
4つ目は「食べる」という意味で、飲食することを言います。
5つ目は「経験する」という意味で、様々なことを体験することを言います。
上記に共通するのは「その人の身に起きること」という意味です。
「have」の使い方
“have”は主に「~を持つ」「~を所有する」「備えている」「食べる」「経験する」などの意味で使われます。
他動詞として使われたり、過去分詞として使われたりします。
基本的に、その人の身に起きることや関わることに幅広く使われる言葉で、「持つ」という意味の場合は、直接手に持っていたり、単に所有していることであり、法的な権利を表すものではありません。
「possess」とは?
“possess”の意味は以下の通りです。
1つ目は「~を持つ」「所有する」という意味で、ある物の所有権が自分にあることを言います。
2つ目は「支配する」「取りつく」という意味で、理想や欲望、悪霊などが人の心を奪うことを言います。
3つ目は「平静を保つ」という意味で、安らかな気持ちや状態を維持することを言います。
4つ目は「捕らえる」という意味で、何かを手に入れることを言います。
上記に共通するのは「完全に支配下に置くこと」という意味です。
「possess」の使い方
“possess”は「~を持つ」「支配する」「平静を保つ」「捕らえる」という意味で使われます。
他動詞として使われ、名詞形は“possession”で「所有」「所持」「所有物」「財産」「領地」「憑依」などの意味で使われます。
基本的に、所有権があるなど完全に自分の支配下にある時に使われる言葉です。
「have」と「possess」の違い
“have”は「日常的に持っていること、身に付けていること全般」という意味です。
“possess”は「完全に支配していたり、法的に所有権があること」という意味です。
「have」の例文
・『I have many bags. 』
(私は複数のカバンを持っています)
・『I have a lot of money in the bank. 』
(私は銀行預金をたくさん持っています)
・『Now I don’t have an umbrella. 』
(今傘は持っていないな)
「possess」の例文
・『I think they possesses weapons. 』
(私は彼らが武器を所持していると思う)
・『She possesses a vast expanse of land. 』
(彼女は広大な土地を所有している)
・『He possesses the qualities of a leader. 』
(彼はリーダーとしての資質を備えている)
まとめ
今回は“have”と“possess”について紹介しました。
“have”は「持っていること、身に付けていること」、“possess”は「支配していること、所有権があること」と覚えておきましょう。