“avoid”と“prevent”は双方とも「防ぐ」という意味を持つ英単語ですが、詳細な意味や使用する場面が異なります。
使い分けが難しいという声もありますが、この機会に適切な表現方法を学びましょう。
この記事では、“avoid”と“prevent”の違いを分かりやすく説明していきます。
“avoid”とは?
“avoid”は動詞としてのみ用いられる単語で、「何かを意図的に避ける」「回避する」「逃れる」「よける」などの意味があります。
上記のほか、「差し控える」や「敬遠する」「無効にする」といった意味で使用されることもあります。
“prevent”とは?
“prevent”も動詞としてのみ使われる単語で、「何かが起こらないように阻止する」「妨ぐ」「予防する」などの意味を持っています。
また、「中止させる」や「差し止める」「人を引き留める」という意味で用いられることもあります。
“avoid”と“prevent”の違い
“avoid”と“prevent”はどちらも何かを阻止したり回避したりする意味を持っていますが、細かなニュアンスや使用するシーンなどに違いがあります。
“avoid”が「自ら進んで意図的に避ける」イメージがあるのに対し、“prevent”は「好ましくない状況が起こらないように未然に防ぐ」「人が何かをしないように阻止する」といった意味合いがあります。
次に、“avoid”と“prevent”の違いを分かりやすく解説します。
“avoid”の例文
“avoid”は意思を持って何かを避けたいときや、積極的に回避したい気持ちを表現する際に用います。
なお、通常“avoid”の直後に置かれるのは名詞もしくは動名詞になります。
・“I want to avoid losing my health.”(健康を害することは避けたい)
・“She avoids a beverage with caffeine for her health.”(彼女は健康のためにカフェイン入り飲料を避ける)
・“He stopped to avoid hitting the bus.”(彼はバスに当たるのを避けるため足を止めた)
“prevent”の例文
“prevent”は何かが起こらないように予防したり、阻止したりするシチュエーションで使用します。
・“The government prevented the worst case.”(政府は最悪の状況を防いだ)
・“The a firefighters prevented the fire from spreading.”(消防士は火事の広がりを防いだ)
・“The storm prevented me from going to the movie.”(暴風雨のため映画に行けなかった)
まとめ
“avoid”と“prevent”には類似した意味がありますが、細かな意味や用法などに違いがあります。
状況に応じて使い分けることで、より自然な英語で表現できるようになるでしょう。
ぜひ参考にして英語学習のレベルアップに役立ててください。