この記事では、「雪」と「雨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「雪」の英語
英語で雪は“snow”と表現をします。
雪は水が固まったものです。
上空にある雲の中で作られています。
上空は地上に比べて温度が低く、雲の中では水が凍ることがあります。
凍った水の粒に周囲の水蒸気が付着し、やがて塊を作ります。
この塊には、樹枝状や六枚の花弁のような形、角ばった柱のような形など、非常に多くの形があります。
温度や湿度によって形状が変わります。
これらが地上に降りて来たものが「雪」です。
水は0度から凍り始めます。
つまり、0度以上になると溶け始めるということでもあります。
地上の気温が高いときには、上空から落ちてくる氷の塊が溶けてしまい、雨になります。
溶けずに地上に降りてきた場合は「雪」になります。
「雪」の英語の使い方
“snow”は気象上の雪の意味で使用をします。
日本の気象庁が「雪」という言葉を使うとき、雪が降る、雪が積もる、雨が雪に変わるなどの意味で使っています。
英語で“snow”というと、空から降ってくる「雪」のことだけでなく、雪に似たもの、たとえば白髪、霜、スノーノイズなどのことを指す場合もあります。
「雨」の英語
英語で「雨」は“rain”と表現をします。
雨とは、雲から降ってきます。
雲は水蒸気の集まりです。
地上の水分が蒸発をすると、やがて冷たい上空の空気によって冷やされ、水や氷の粒ができます。
これらが集まったものが雲です。
雲の中では氷の粒がくっつきあい、大きく成長をしていきます。
氷の粒が大きくなると重くなり、「雪」や「雨」として落ちてきます。
地上の気温が高いと氷が溶けて「雨」になります。
「雨」の英語の使い方
“rain”は雲から落ちてくる水を指して使用をします。
ドラマや映画などで雨のシーンを撮影するとき、上方から水をぶちまけて雨のように見せることがありますが、“rain”はこういったものではなく、自然の現象である雲から落ちてくる水を指して使用されることが一般的です。
また、英語で“rain”といったときには、非難の雨、パンチの雨などの意味にもなります。
「雪」と「雨」の英語の違い
どちらも上空から降ってくるものですが、同じものではありません。
違いは、固まっているか、溶けているかです。
「雪」は水が凍って固まっているものです。
地上の気温が低ければ、上空から落ちてくる氷の塊が溶けずに「雪」となります。
“snow”は気象上の「雪」を指しています。
「雨」は雲の中にあった氷が地上に到達する前に溶けたものです。
地上の温度が高いと、地上に到達する前に溶けて「雨」になります。
“rain”は気象上の「雨」を指しています。
まとめ
「雪」と「雨」には、凍っているか、凍っていないかの違いがあります。
どちらも、もともとは雲の中でできた水や氷の粒なのですが、凍っている・いないによって呼び方が変わります。
英語でも、凍っている・いないによって表現の仕方が変わります。