「じゃこ」と「煮干し」の違いとは?分かりやすく解釈

「じゃこ」と「煮干し」の違いとは?食べ物・飲み物

魚の加工品として「じゃこ」「煮干し」があります。

この2つは具体的にどのような違いで区別されているのでしょうか。

今回は、「じゃこ」「煮干し」の違いを解説します。

「じゃこ」とは?

「じゃこ」とは、「イワシの稚魚を茹でてから乾燥させて水分を飛ばした食品」を指す言葉です。


「じゃこ」の使い方

2センチ前後のイワシの稚魚を茹でてから乾燥させ水分量を50%以下まで減らした乾物を指します。

雑多な魚を意味する「雑魚(ざこ)」に由来する言葉で本来は加工前の生きている状態も含む小さくて雑多な魚を指す言葉でしたが、現在は加工食品を表す言葉として使われています。


「煮干し」とは?

「煮干し」とは、「魚を煮た後に干して乾燥させ味を凝縮させ保存性を高めた食品」を指す言葉です。

「煮干し」の使い方

その名の通り煮てから干して作る食品を表す言葉で基本的には魚を加工したものを指します。

一般的にはカタクチイワシやイワシなど小さなイワシを茹でてから水分がほとんどなくなるまで干した乾燥食品を指しますが、トビウオやアゴなどイワシ以外の魚を使ったものでも煮てから干す製法で作られているものは全て「煮干し」です。

カルシウム豊富な食品としてそのまま食べることもありますが基本的にはだしをとるのに使います。

「じゃこ」と「煮干し」の違い

「じゃこ」「煮干し」の違いは「大きさ」「水分量」です。

どちらも小さなイワシを熱湯で茹でてから干して作る加工品で「じゃこ」は2センチ前後の稚魚を使い水分量が50%以下なのに対し「煮干し」は7センチ前後で水分を18%以下に抑えます。

「じゃこ」はご飯にのせたり料理に入れたりなどそのまま食べますが「煮干し」は出汁をとるのに使う、という用途も違いの一つです。

「じゃこ」にはイワシの稚魚のみを使いますが「煮干し」はイワシ以外の魚でも作ります。

まとめ

「じゃこ」「煮干し」は大きさや水分量のほか食べ方や使い道にも違いがあります。

2つの違いとそれぞれの使い道を知って区別してください。