この記事では、「エスプレッソ」と「カプチーノ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エスプレッソ」とは?
コーヒー豆に圧力をかけながら短時間で抽出した飲み物のことです。
イタリア語で急速・急行を意味する「エクスプレス」が転じて、この名になったといわれています。
イタリアを中心に飲まれているものです。
豆は、深めに焙煎をして極細挽きにします。
フィルターはポルタフィルターという専用のものを使用します。
圧力をかけて抽出するために、エスプレッソマシンという専用の器具が必要です。
このマシンを使用すると、蒸気圧によって本格的なコーヒーを淹れることができます。
抽出したものは、おおよそ20~30mlです。
そのまま飲む場合は、店では小さなカップででてきます。
濃いめに抽出をしているので、そのまま飲むと苦いです。
イタリアでは、そのまま飲む人もいますが、砂糖などを入れて飲まれています。
砂糖はたっぷりと入れます。
おおよそスプーン山盛り2~3杯です。
たっぷり入れると溶け切りません。
砂糖が「エスプレッソ」の表面にきれいにのったなら、泡が上質な証です。
飲み終わったときには、カップの底に砂糖が残ります。
これは、カラメルのような味がして、甘さの中にもほろ苦さを感じられます。
「エスプレッソ」の言葉の使い方
深めに焙煎した極細挽き豆を圧力をかけながら抽出した濃いめのコーヒーを指して用いる言葉です。
たんに深めに焙煎した豆、極細挽きにした豆を使用しているというのではなく、圧力をかけながら抽出したものをいいます。
「カプチーノ」とは?
コーヒー豆に圧力をかけながら濃いめに抽出したものに、蒸気で温めながら泡立てたミルクを加えた飲み物です。
イタリアで生まれました。
豆には、深めに焙煎をした極細挽きの豆を使用します。
圧力をかけながら抽出するためには、エスプレッソマシンという専用の器具を用います。
この器具でコーヒーを抽出した後、泡立てたミルクを加えます。
エスプレッソマシンには、ミルクを泡立てるための機能が備わっています。
コーヒーの上に注がれた泡にデザインを描くことがあります。
さまざまなデザインを描くことができ、バリスタの腕の見せどころです。
カフェなどで提供されるものには、シナモンスティックが付属していることがあります。
シナモンスティックでコーヒーをかき混ぜると、シナモンの香りがコーヒーに移ります。
「カプチーノ」の言葉の使い方
圧力をかけながら濃いめに抽出したコーヒーに、温めながら泡立てたミルクを注いだ飲み物を指して用いる言葉です。
「エスプレッソ」と「カプチーノ」の違い
圧力をかけながら濃いめに抽出するコーヒーという点は同じです。
この工程までのものは前者、これに泡立てたミルクを注いだものは後者です。
ミルクの有無によって味わいが変わります。
まとめ
抽出方法は同じですが、泡立てたミルクの有無に違いがあります。
