“write down”と“write”は「書く」を意味する英語表現ですが、細かいニュアンスや使用する状況が異なります。
双方の言葉の用法を学んで、適切なシーンで使い分けましょう。
この記事では、“write down”と“write”の違いを分かりやすく説明していきます。
「write down」とは?
“write down”は動詞に副詞もしくは前置詞が置かれた句動詞にあたり、「~を書き留める」「記載する」「筆記する」「記録する」などの意味があります。
上記のほか、「値を下げる」や「資産などの評価を下げる」といった意味で使用されることもあります。
「write」とは?
“write”は他動詞や自動詞としての役割がある単語で、「(ペンやパソコンなどを用いて)文字を書く」「(手紙を)書く」「記入する」などの意味を持っています。
また、「執筆する」「作曲する」といった意味で使われる場合もあります。
「write down」と「write」の違い
“write down”と“write”は共に「書く」を意味しますが、詳細なニュアンスに違いがあります。
“write down”は主に「紙の上に」ペンなどを使って書き留める、書き記すことを指しますが、“write”はパソコンやワープロなど「紙以外のツール」に書くことも含まれます。
次に、“write down”と“write”の違いを分かりやすく解説します。
「write down」の例文
“write down”は、鉛筆やペンを使用して手帳や用紙などの紙媒体に何かを書き記す場面で使われます。
・“Please write down your address here.”(ここにあなたの住所を書き記してください)
・“I wrote down a few goals in the notebook.”(私は手帳にいくつか目標を書き留めた)
・“We have to write down our opinions about the tax increase.”(私たちは増税についての意見を書き留めなければならない)
「write」の例文
“write”は鉛筆などを用いて紙媒体に記入する場面だけでなく、パソコンやメールなどを使って書く場面でも使用できます。
小説や手紙、曲を書く状況で使うことも可能です。
・“The students wrote their messages on the card to their teacher.”(生徒たちは先生宛のカードにメッセージを書いた)
・“She wants to write a mystery novel.”(彼女は推理小説を書きたいと思っている)
・“My grandmother writes me every month.”(祖母は毎月私に手紙をしたためてくれる)
まとめ
“write”は「書く」を意味するポピュラーな英単語ですが、“down”が付くことで意味合いに違いが生じるのがポイントです。
“write down”と“write”の説明や例文を参考にして、それぞれに適したシチュエーションでスムーズに使い分けてください。