「乱暴」と「手荒」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「乱暴」と「手荒」の違いとは?違い

この記事では、「乱暴」「手荒(てあら/てあらい)」の違いを分かりやすく説明していきます。

「乱暴」とは?

「乱暴」とは、「人や物などの扱い方が必要以上に荒々しい」さまや「行動やふるまいなどが無法である」様子などを示す言葉です。

「作法などが丁寧ではない」または「道理や理屈などにまったくこだわらない」などという意味合いで使われており、また一方では「強姦する」などという意味合いでも使われている文言です。


「手荒」とは?

「手荒」とは、「扱いかたに丁寧さが感じられない」さまや「動作が雑過ぎる」様子などを示す言葉です。

「行動などに配慮が感じられずに荒々しい」ないし「粗略にふるまう」などという意味合いで使われており、「粗暴(そぼう)」ないし「暴力的」などという語句と同じようなニュアンスで用いられています。


「乱暴」と「手荒」の違い

「乱暴」「手荒」は、どちらの語句も「丁寧ではない」などという意味合いで使われています。

「乱暴なまね」および「手荒なまね」などという同じような使い方ができる一方で、「乱暴をされました」という表現は先述のとおり「強姦されました」というニュアンスも含みますので、「手荒なことをされました」などという表現に言い換えることができるものの、それぞれのニュアンスは少々異なる言い回しになると言えるでしょう。

「乱暴」の例文

・『友達同士とはいっても乱暴な言葉を使うのは止めましょう』
・『乱暴に書かれた文字からは誠意がまったく感じられません』

「手荒」の例文

・『手荒なしごきと暴力などで評判が悪いレスリング教室がニュースになりました』
・『手荒な治療をする医者で有名ですが腕は確かと言えます』

まとめ

「乱暴」「手荒」は、どちらの語句も「扱い方が雑である」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じて上手に使い分けるようにしましょう。

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