「烏兎匆匆」と「光陰如箭」の違いとは?分かりやすく解釈

「烏兎匆匆」と「光陰如箭」の違いとは?分かりやすく解釈違い

年月や月日が経つのが早いことを示す言葉には「烏兎匆匆(うとそうそう)」「光陰如箭(こういんじょぜん)」があります。

この記事では、「烏兎匆匆」「光陰如箭」の違いを分かりやすく説明していきます。

「烏兎匆匆」とは?

「烏兎匆匆」とは年月や月日が経つのが早い様を示す言葉であり、こちらは比喩として使われます。

この言葉の語源は中国の伝説にあり、「烏兎」は太陽に住む「金烏」という生き物と月に住む「玉兎」を示します。

この2つは空想上の生き物ですが、太陽と月を表すことから歳月を表す意味であり、「匆匆」は騒がしい様を示す言葉です。

これら2つの言葉が合わさった「烏兎匆匆」は月日が慌ただしく過ぎ去る様を示す意味となります。


「光陰如箭」とは?

「光陰如箭」とは年月や月日が経つのが早い様を示す言葉であり、まるで矢が飛び去るような感覚を示すのが特徴です。

この言葉に使われている「光陰」は月日や歳月を示す意味であり、「箭」は矢を表す意味の言葉です。

このことから「光陰如箭」は月日や歳月が矢のように過ぎ去ることを示す意味となります。

「光陰如箭」は中国の故事成語であり、日本語としては「光陰矢の如し」という言葉で有名です。


「烏兎匆匆」と「光陰如箭」の違い

「烏兎匆匆」「光陰如箭」はどちらも月日や歳月が経つのが早い様を示す言葉です。

前者は伝説上の生き物を比喩として使っており、後者は矢の飛び去る様を比喩として使っています。

「烏兎匆匆」の例文

・『彼の人生は烏兎匆匆のような忙しさだった』
・『時代の流れは烏兎匆匆であり、あっという間にこの街は変わっていった』

「光陰如箭」の例文

・『師走になり、今年も光陰如箭のような一年だと感じました』
・『高校生活は光陰如箭のように過ぎ去り、あっという間に卒業式を迎えました』

まとめ

「烏兎匆匆」「光陰如箭」はどちらも月日や年月が経つのが早い様を示す言葉として使われます。

特に「光陰如箭」「光陰矢の如し」として使われることで有名です。

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