「栄耀栄華」と「富貴栄達」の違いとは?分かりやすく解釈

「栄耀栄華」と「富貴栄達」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「栄耀栄華」【えいようえいが】と「富貴栄達」【ふうきえいたつ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「栄耀栄華」とは?

人が増えたり、お金が増えて贅沢して生活できるようになった人のことを「栄耀栄華」【えいようえいが】といいます。

勢いがあり、ますます盛んになっていく様子を表す「栄」と、華々しいという意味がある「耀」を掛け合わせて「名声が上がる」といった意味になる言葉です。

そこに、まるで貴族のように贅沢で華やかな暮らしをする一族といった様子を表します。


「富貴栄達」とは?

お金を稼ぎ、豊かになったことで自分の立場も高くなるという意味を持つ言葉が「富貴栄達」【ふうきえいたつ】です。

仕事で力を発揮して財産を増やしたり、土地持ちで人に貸してお金にするなど身分がある者が今よりも栄えていくといった意味がある言葉です。

今の状態を維持して、さらに栄えていくといった意味もあり、飛躍的に前に進むといった意味があります。


「栄耀栄華」と「富貴栄達」の違い

「栄耀栄華」「富貴栄達」の違いを、分かりやすく解説します。

華やかなドレスに身を包み、豪華な内装の広くて大きな宮殿に住む金持ちのことを「栄耀栄華」といいます。

普通の人では一生かかっても住めないと感じるほど華やかな建物で贅沢な食事したり、装飾品で飾る人のさまを表す言葉です。

もう一方の「富貴栄達」は富が栄えていき、立派な人になったという意味になります。

また、金持ちの生活に焦点を当てている「栄耀栄華」よりも、立派な人になったさまを指す言葉といった意味が強く出ているところが違う点です。

「栄耀栄華」の例文

・『英国には栄耀栄華が表れた宮殿がいくつも建つ』
・『栄耀栄華は永遠ではないため、気は抜けない』

「富貴栄達」の例文

・『有名私立大学を卒業して、富貴栄達な生き方を選んだ』
・『自分は父のように、富貴栄達な生活は望まない生き方をした』

まとめ

どちらも人が羨ましいと感じる人のさまを表す言葉ですが、意味に違いがありますので、状況に応じてうまく使い分けてみましょう。

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