「売掛金」と「未収入金」の違いとは?分かりやすく解釈

「売掛金」と「未収入金」の違いとは?違い

この記事では、「売掛金」「未収入金」の違いを分かりやすく説明していきます。

「売掛金」とは?

「売掛金」とは営業活動として売ったもの対価として後で受け取れる代金を指します。

企業の取引は物やサービスとその代金をその場で交換という形で行わず、先に製品や原料のような物を納入し後でまとめて代金を払うという形で行われることも多いものです。

そして自分が先に物やサービスを相手に渡したので、相手は後でその代金をきっちり払い自分はそれを受け取れるというのが「売掛金」となります。


「未収入金」とは?

「未収入金」とは営業活動以外のお金のやり取りでまだ受け取っていないお金です。

たとえば店舗や会社を移設したとするとそれまで店舗や会社が建っていた土地は不要になるので売りに出されますが、先に土地を渡して土地の代金は後払いとなった場合その代金が「未収入金」になります。

土地を売ったお金に限らず社用車などの固定資産を売ったり、土地や物件を売るのではなく貸した場合の家賃収入なども回収していないなら「未収入金」です。


「売掛金」と「未収入金」の違い

「売掛金」「未収入金」の違いを、分かりやすく解説します。

企業がその本業としている営業活動の代金でまだ回収しておらず後で回収できるお金が「売掛金」です。

それに対して企業がその本業としていない物事の代金でまだ回収しておらず後で受け取れるお金が「未収入金」になります。

なにが「売掛金」でなにが「未収入金」になるかは企業が事業として扱っているかによって変わるので、収入源が同じでも「売掛金」「未収入金」どちらに分類されるかは企業によって違うでしょう。

まとめ

企業の本業である事業で未回収の債権なら「売掛金」で、本業ではないけれど発生した取引における未回収の債権なら「未収入金」です。

本業としての収入かそれ以外の収入かを企業内でわかりやすく区別するための言葉だと考えればいいでしょう。

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