この記事では、「博覧強記」と「寡聞浅学」の違いを分かりやすく説明していきます。
「博覧強記」とは?
博覧強記は、はくらんきょうきと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、広く書物を読む等して物事を良く知るという意味を持っている博覧の漢字に、記憶力が優れているという意味を有する強記の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ博覧強記は、広く物事を見知って良く記憶している事を表すのです。
「博覧強記」の言葉の使い方
博覧強記は、物事を広く知っていてしっかり覚えている、といった意味の言葉として使われています。
基本的には、幅広い知識を持ち物覚えも優れている、というポジティブな言葉として使用されていますが、最近では頭でっかちで柔軟性に乏しい、というネガティブな意味としても使われる事があるのです。
「寡聞浅学」とは?
寡聞浅学は、かぶんせんがくと読むべき言葉となっています。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、知識が乏しいという意味の寡聞の文字に、学問が未熟という意味がある浅学の文字を加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から寡聞浅学は、見聞が狭い上に学識が浅い事を示すのです。
「寡聞浅学」の言葉の使い方
寡聞浅学は、学問的な知識が浅く経験も少ない、といった意味の言葉として用いられています。
つまりは、学識も経験もどちらも浅く乏しいといった意味合いの言葉として使用されているのです。
「博覧強記」と「寡聞浅学」の違い
博覧強記と寡聞浅学の漢字表記を見比べれば、共通する漢字もなく読み方も全然違う言葉同士であると気付けます。
更に持つ意味も正反対の対義語である事から、それぞれの言葉の意味をきちんと把握すれば、使い分けで誤る事はありません。
まず博覧強記は、広く物事を見知っていて物覚えも良い事を表します。
一方の寡聞浅学は、学識が乏しく経験も少ない事を示すのです。
まとめ
2つの言葉は使われている漢字も読み方も似てはいないだけでなく、示す意味も真逆という対義語の関係にあります。
ちなみに博覧強記は、広く物事を見知っていて良く覚えているといった意味の言葉として使われているのです。
対する寡聞浅学は、見聞が浅く学識も深くはないという意味の言葉として用いられています。