「張本人」と「本人」の違いとは?分かりやすく解釈

「張本人」と「本人」の違いとは?違い

この記事では、「張本人」【ちょうほんにん】と「本人」【ほんにん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「張本人」とは?意味

悪いことした人そのものを指すのが「張本人」【ちょうほんにん】です。

事件や事故を起こした人で、直接関与した者を指すとき「問題を起こした張本人だ」というわけです。

その人のせいで他人が怪我を負う重大な事故が起きてしまったとか、騒いで運転手が動揺したために運転ミスをしたその原因をつくった人を「張本人」と言います。


「本人」とは?意味

書類を申請するとき、本当に自分が当事者であるかを確かめるとき「本人」【ほんにん】であることを立証します。

役所では、申請するとき健康保険証や運転免許証を見せて、自分が本当にその住所に住み、存在しているかを確かめます。

そのとき受付する者が「ご本人様ですか」と聞くでしょう。

そんなとき、不正がないよう「本人」であるか確かめることで申請を受け付けるわけです。


「張本人」と「本人」の違い

「張本人」「本人」の違いを、分かりやすく解説します。

悪い行為した者を指すとき「張本人」といいます。

事件や事故の原因をつくった人に対して使われている言葉であり、いかに周囲を翻弄する困った行為した者であるかを示すのです。

もう一方の「本人」は、自分が当事者であることを人に伝えるときに使われています。

「私がその本人です」と確かに申請する者であると伝えたり、「当の本人は知らん顔」といえば周囲が心配するほど当人は動揺していないと分かるのです。

「張本人」の例文

・『目の前に現れた男は逃亡していた張本人だった』
・『警察に自首してきた女が事故の張本人である』

「本人」の例文

・『当の本人はそれほど真剣に悩んではいなかった』
・『銀行の受付でお金を引き出すため、本人であると伝えた』

まとめ

似ているようで意味がまったく違いますので、状況によってどちらを使えばいいかよく考えて使い分けてみるといいでしょう。

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