この記事では、「つらつらと」と「すらすらと」の違いを分かりやすく説明していきます。
「つらつらと」とは?
「つらつらと」は「熟々と」と書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「念入りに物を見る様子」という意味で、目の前のものをじっくり見ることです。
2つ目は「時間をかけて深く考えること」という意味で、ものごとをよくよく考えることです。
「つらつらと」の言葉の使い方
「つらつらと」は副詞として「つらつらと書く・書いた」などと使われます。
語源は「連々(つらつら)」という言葉で、「途切れることなく続く」という意味です。
ここから「長時間じっと見つめること」「深く考えること」という意味で使われる様になり、「よくよく」「くわしく」という意味の「熟々」が当てはめられる様になりました。
「すらすらと」とは?
「すらすらと」の意味は「ものごとが滞りなく進んで行く様子」という意味です。
一つのものごとが止まることなく、なめらかに続いていくことです。
「すらすらと」の言葉の使い方
「すらすらと」は副詞として「すらすらと話す・話した」などと使われます。
物が滑らかに動く様子を表す「擬態語」で、「すらりすらり」「すらりと」などの派生語もあります。
「つらつらと」と「すらすらと」の違い
「つらつらと」は「長時間じっと見つめること」「深く考えること」です。
「すらすらと」は「ものごとが滞りなく進んで行く様子」です。
「つらつらと」の例文
「つらつらと」の例文は以下の通りです。
・『日記をつらつらと綴る』
・『上司への恨みをつらつらと話す』
・『自分の将来についてつらつらと考える』
「すらすらと」の例文
「すらすらと」の例文は以下の通りです。
・『英会話がすらすらと出て来る』
・『プレゼンでよどみなくすらすらと話す』
・『暗記した文章をすらすらと言う』
まとめ
今回は「つらつらと」と「すらすらと」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。