「通じて」と「介して」の違いとは?分かりやすく解釈

「通じて」と「介して」の違いとは?違い

この記事では、「通じて」【つうじて】と「介して」【かいして】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「通じて」とは?意味

なんらかの通信手段を使って情報を流したり、得ることを「通じて」【つうじて】といいます。

伝達手段としては電話やインターネット、メールなどがあり、主に情報が線を伝わって相手に届く、自分の元に届くといった手段を指すわけです。

つながりや道筋を表す言葉であり、テレビを通して画像を視聴者が楽しんだり、マスコミを通して事件の真相が分かるといったとき使います。


「介して」とは?意味

ビジネスシーンでよく使われている「介して」【かいして】は、「通じて」を丁寧に表した言葉です。

大事な取引先相手が社員を介して社長に伝えてほしいと思う用件を話します。

直接話すのではなく、間に人を入れたうえで用件を話したり、情報を流すといった意味合いが強い表現方法になるわけです。


「通じて」と「介して」の違い

「通じて」「介して」の違いを、分かりやすく解説します。

情報を伝達するとき、媒介を通して伝えるとき「通じて」を使います。

人に伝達するとき、テレビやラジオ、インターネットを通して伝えるとき、すぐに伝えるべき注意報や警戒情報、感染者数などテレビを通じて伝えるわけです。

また、季節や時代を「通じて」魅力を伝える言葉としても使われています。

もう一方の「介して」は、社員や受付係など一度通した上で用件を話して伝えてもらうという意味がある言葉です。

大事な仕事の話を介して伝えるといったビジネスシーンで使われています。

「通じて」の例文

・『テレビを通じて熱中症にかかった人数を都庁が発表した』
・『日本は季節を通じて美味しい味覚を楽しめる国である』

「介して」の例文

・『友人を介して自分が興味あることを知人に伝えてもらった』
・『メールを介して取引先の営業部長に仕事内容を伝えてもらった』

まとめ

どちらも同じ意味を持つ言葉ですが、普段媒体を使って情報を伝えたり、得るときは「通じて」を使い、ビジネスシーンで丁寧な言い回しで使うときは「介して」を使うと覚えておくといいでしょう。

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