「定量評価」と「定性評価」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「定量評価」と「定性評価」の違いを分かりやすく説明していきます。
「定量評価」とは?
「定量」には、決められた分量という意味があります。
その言葉から「定量評価」とは、数字で表すことができるもの。
数字で表すことができることから具体的に表すことができる評価を意味します。
具体的な数字とは、何分や何キロメートル、何円、何日、何件などです。
仕事においては、受注件数や契約件数、クレームの発生率、キャンセル率なども「定量評価」となります。
そして、誰かを評価する際、これらの数字を基に明確に評価することが可能になります。
その反面、数字ばかりに目が行き、結果重視の評価になってしまう可能性があります。
「定性評価」とは?
「定性」は、定められた性質と書きます。
その言葉から「定性評価」とは、数字で表すことができない性質に対する評価を意味します。
何か結果を出す際、その結果の数値ではなく、それに至るまでの過程。
つまり、業務に対する取り組み方や創意工夫、意識の高さ、情熱などを評価するものとなります。
これにより、会社が求めている行動をとることができる人材を見つけることが可能になります。
ただし、明確な数字で判断する評価ではないため、結果が出せない人にも高い評価がついてしまうほか、評価が不透明になってしまうといったデメリットが発生します。
「定量評価」と「定性評価」の違い
人事評価に用いられるといった共通点を持つ「定量評価」と「定性評価」。
「定量評価」は明確な数字を基に評価する方法に対し「定性評価」は明確な数字はありません。
営業成績などに直結する数字ではなく、それまでの過程を評価するといった間接的なものとなります。
このように、直接的な評価なのか、間接的な評価なのか、といった違いもあります。
まとめ
以上のように数字で表せるものか。
それとも、数字では表せないものか。
といった明確な違いがある2つの言葉となります。