この記事では、「ハマナス」と「ローズヒップ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハマナス」とは?
ハマナスとはバラ科バラ属に属する植物で、紅紫色や白い色の花を咲かせます。
東南アジアが原産で、日本では海岸の砂地に自生していました。
現在は野生のものは少なくなっていて、園芸用に改良された品種が多く出回っています。
日本では油を採取したり、漢方薬にする目的で利用されてきた歴史があります。
バラ特有の強い香りがあるので香料の原料としても利用されていましたが、現在は香料には使われていません。
「ローズヒップ」とは?
ローズヒップとは、バラ科バラ属に属する植物の果実のことをいいます。
濃い紫色や赤色、オレンジ色をしています。
ローズヒップを使ったハーブティーが有名で、独特の酸味と爽やかな風味があります。
ローズヒップティーは酸味があるので、砂糖やハチミツなどを入れて飲むことが多いです。
ビタミンCが豊富で、健康に良いお茶として注目されています。
ビタミンCの爆弾と呼ばれることもある程ビタミンCの含有量が多いです。
その他にもローズヒップには、ビタミン類やリコピン等の栄養が豊富に含まれています。
また、ハイビスカスとブレンドしたハーブティーやローズヒップを使ったジャム等もあります。
「ハマナス」と「ローズヒップ」の違い
ローズヒップはバラ科バラ属の植物の果実を指すので、ハマナスの果実もローズヒップになります。
ただし、ハーブティーに加工されるのはロサ・カニーナという品種がほとんどで、ハマナスとは種類が異なっています。
ロサ・カニーナは、イヌバラと呼ばれたりもします。
また、ハマナスの果実をハーブティーやジャム、ピューレに加工してローズヒップとして販売することもあります。
まとめ
ローズヒップはバラ科バラ属に属する植物の果実で、ハマナスもその一種です。
ローズヒップティーとして多く流通しているのは、ハマナスではなくロサ・カニーナという種類になります。