「両立」と「併存」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「両立」と「併存」の違いとは?違い

この記事では、「両立」「並存」の違いを分かりやすく説明していきます。

「両立(りょうりつ)」とは?

「両立」「2つの物事が同時に支障なく成り立つこと」を意味する言葉です。


「両立」の使い方

「両立」は名詞としてや、動詞として「両立する」のように使われています。


「並存(へいぞん)」とは?

「並存」「2つまたはそれ以上のものが同時に存在すること」を意味する言葉です。

「並存」の使い方

「並存」は名詞としてや、動詞として「並存する」のように使われています。

「両立」と「並存」の違い

「両立」「2つの物事が同時に支障なく成り立つこと」を意味し、「並存」「2つまたはそれ以上のものが同時に存在すること」を意味します。

したがって、対象が2つの時は「両立」「並存」のどちらを用いることができますが、対象が3つ以上になると「両立」は使えず、「並存」のみ用いることができます。

「両立」と「並存」の英語での言い換え

「両立」は英語だと“compatibility”“coexistence”などへ訳されます。

一方、「並存」も英語だと“coexistence”などへ訳されます。

「両立」の例文

・『理想と現実を両立させるのは中々難しいことだ』
・『仕事と家庭の両立に多くの現役世代が悩んでいる』
・『彼はいい成績をちゃんとキープしているので勉強と遊びの両立ができているようだ』

「並存」の例文

・『この国では複数の民族が並存している』
・『相反する思想が並存することは不可能なのだろうか』
・『彼女は色々な人種が並存できる世界の構築を決して諦めなかった』

まとめ

「両立」「2つの物事が同時に支障なく成り立つこと」を意味し、「並存」「2つまたはそれ以上のものが同時に存在すること」を意味します。

対象が2つの時は「両立」「並存」を用いることができますが、対象が3つ以上の時は「両立」は使えず、「並存」のみ用いることができるということでした。

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