昔から、落語家などのお笑いを職業とする人たちの中で、定番のネタの一つになっているのが、「○○とかけて△△と解きます」でおなじみの「なぞかけ」というものです。
それでは、この「なぞかけ」とはどういう意味でしょうか。
また、「その心は」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「なぞかけ」と「その心は」の違いを分かりやすく説明していきます。
「なぞかけ」とは?
「なぞかけ」とは、漢字では「謎掛け」ともいい、一般的には「○○と掛けて△△と解く」というフレーズで始まる言葉遊びの一つとして実施されているものです。
フェーズとしては、2つの言葉を提示するフェーズと、若干の待ちの後、その2つの言葉の関係性を納得できるように明かすフェーズにわかれています。
最後の種明かしにおいて、その結論の滑稽さに笑ったり、スマートさに感心したりすることで楽しみます。
「その心は」とは?
「その心は」とは、前述の「なぞかけ」という遊びにおける「ネタバラシ」の中で使用されるフレーズで、通常は、前段階で提示した2つの事柄(物体など)の共通点などを披露する場面になります。
「なぞかけ」と「その心は」の違い
「なぞかけ」と「その心は」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、ともに「なぞかけ」という遊びの一コマで使われる単語であることは同じですが、そもそも、つかわれるフェーズが違います。
つまり、「なぞかけ」は、その遊び(あるいはネタ)の名前自体のことであり、そのなかのフェーズの最後に「その心は」という切り出しで始まる、ある意味「ネタバラシ」のようなものが存在するということです。
まとめ
この記事では、「なぞかけ」と「その心は」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、いまでも日曜日の夕方に放送されている長寿番組の「笑点」において、毎週と言えるほど採用されているネタです。
現代になってもそれが飽きられていないということ自体がこの「なぞかけ」が持つ普遍性の表れであるのは確実です。