「誇り」と「プライド」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「誇り」と「プライド」の違い生活・教育

この記事では、「誇り」「プライド」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「誇り」と「プライド」の違い

「誇り」「プライド」はどちらも「誇りに感じる心・自尊心」を意味していますが、「誇り」という言葉は「自尊心よりも自分が所属する集団・出自・関係者に対して名誉に感じること」に意味の重点があります。

「誇り」に対して「プライド」という表現は、「他者よりも優れていたいという自尊心・自己愛・競争心」に意味の重点が置かれている違いを指摘できます。

また「誇り」「自分の所属・出自・関係者あるいは自分がしてきたことに対して後天的に名誉・自信を感じること」ですが、「プライド」のほうは「自分自身が優れていたいとか負けたくないとか思う先天的な自尊心」のニュアンスが強くなっています。

「誇り」と「プライド」の使い方の違い

「誇り」「プライド」の使い方の違いは、「誇り」「自尊心と合わせて自分が属する集団・出自・関係者を名誉に感じること」を意味して使われますが、「プライド」のほうは「他者と競合して優れていたいと思う自尊心・自負心・自己愛」を意味して使われやすい違いがあります。

「誇り」の表現は「郷土の先達を誇りに思います」のように「自分以外の所属・集団・関係者・出自などを名誉に感じる気持ち」の意味で使われますが、「プライド」のほうは「負けを認めるとプライドが傷つきます」のように「自尊心」の意味で使われることが多い違いを指摘できます。

「誇り」と「プライド」の英語表記の違い

「誇り」「プライド」を英語で表記すると、どちらも“pride”という同じ単語になります。

英語には、日本語の「誇り」「プライド」の間にある語感の違いのようなものはありませんが、「誇り」「プライド」に関連する英語を紹介します。

“be proud of~”(~を誇りに思う・~にプライドを感じる)

“take pride in~”(~を誇りに思う・~にプライドを持つ)

“be too proud to~”(~することはプライドが許さない・~するのは誇りが許さない)

「誇り」の意味

「誇り(ほこり)」という言葉は、「自分が所属している集団・国家・出自・関係者などに名誉を感じること」「自負心・自尊心」を意味しています。

「誇り」の表現は、「自分自身を尊ぶ自尊心」の意味よりも「自分の属する集団・国・関係者などを名誉に思うこと(誇らしく思うこと)」の意味が強くなっています。

「誇り」の使い方

「誇り」という言葉は、「自分の属する集団・国・関係者などを名誉に感じること」「自尊心・自負心(自信)」を意味して使うという使い方になります。

例えば、「全国大会で優勝した彼女は当校の誇りです」「誇りのない人生など生きたくない」といった文章で使用できます。

「誇り」を使った例文

・『彼は東大を主席で卒業したことを誇りに思っていました』
・『自分の国を誇りに思う気持ちが自然に湧いてきました』
・『何を誇りと感じるのかは、人それぞれの生き方や価値観によって変わります』
・『誇りのない惨めな人生を生きることだけは避けたいと考えています』
・『私は人助けをして大怪我を負ったその友人を誇りに思っています』

「誇り」の類語

「誇り」の類語には、「名誉・自信・矜持・自負・自慢・自尊心・優越感・プライド」などがあります。

「誇り」の言葉は、「自分の所属する組織・国・関係者を名誉に思うこと」「自分の行いに矜持・自負心を持ち、他よりも優れている部分を自慢すること」「自分や所属する集団が優れているという優越感」を意味しています。

その意味から、「誇り」と類似の意味を持つ類語として、「名誉・自信・矜持・自負・自慢・自尊心・優越感・プライド」が挙げられます。

「誇り」の対義語

「誇り」の対義語には、「不名誉・自己否定・自虐・自己抑制」などがあります。

「誇り」の表現は「自分の属する集団・国・関係者を名誉に思うこと」「自分で自分を肯定して誇らしく思うこと」を意味しているので、それと反対の意味を持つのは「不名誉・自己否定・自虐」になります。

「誇り」には「自分や自分が属する集団などの利点・成果を積極的に表現すること」の意味があるので、「自己抑制」も対義語として考えることができます。

その意味から、「誇り」と反対の意味を持つ対義語として、「不名誉・自己否定・自虐・自己抑制」を挙げることができます。

「プライド」の意味

「プライド」という言葉は、「自分で自分を誇らしく思う自尊心・自負心・自己愛」「他者に負けたくないという競争心」を意味しています。

「プライド」というのは、「自分の所属している集団やその関係者などに対する誇り」ではなく「自分自身に対する自尊心」を意味していることが多い言葉です。

「プライド」の使い方

「プライド」の使い方は、「自分で自分を尊重したり自信を持ったりする自尊心・自負心」「他者に優れていたいという競争心」を意味して使うという使い方になります。

例えば、「彼女はプライドが高いので謝罪はしないでしょう」「プライドだけでは世の中を生きていけません」といった文章で使うことができます。

「プライド」を使った例文

・『彼は挫折を知らないのでプライドが高いのです』
・『プライドが高すぎる人は、他者と良好な関係を築きにくくなります』
・『プライドを傷つけられた彼女は、いつしか不登校になりました』
・『プライドの根拠になる実力・実績を身につけたいと思います』
・『プロスポーツは見せかけだけのプライドで通用するような甘い世界ではありません』

「プライド」の類語

「プライド」の類語には、「自尊心・競争心・不遜(ふそん)・尊大・自惚れ(うぬぼれ)」などがあります。

「プライド」の言葉は、「自分で自分を尊重する自尊心・自惚れ、他者に負けたくない競争心」「やや傲慢な態度によって自尊心を示す不遜・尊大」を意味しています。

そのことから、「プライド」と類似の意味を持つ類語として、「自尊心・競争心・不遜・尊大・自惚れ」が挙げられます。

「プライド」の対義語

「プライド」の対義語には、「自虐・自己卑下・弱気・卑小」などがあります。

「プライド」の表現は「自分で自分を尊重する自尊心」を意味しているので、「自分で自分をしいたげる自虐」「自分で自分をおとしめる自己卑下」が対義語になります。

「プライド」「強気の自己肯定・尊大な自意識」を示唆しているので、その反対の言葉として「弱気・卑小」を想定することができます。

その意味から、「プライド」と反対の意味を持つ対義語として、「自虐・自己卑下・弱気・卑小」を挙げることができます。

まとめ

「誇り」「プライド」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「誇り」「プライド」の意味・使い方・英語の違いや類語・対義語を詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。