近年「健康」に関する話題は多く、その中で横文字を目にする場面も増えてきました。
「ヘルスチェック」「ヘルシー」等という言葉は日本語でもよく使われます。
そこで問題になるのが「ヘルス」と「ヘルシー」の使い分けです。
この記事では、“health”と“healthy”の違いを分かりやすく説明していきます。
「health」とは?
「健康、健康状態」という意味の名詞です。
日本語の「ヘルス」とほとんど同じように使うことができます。
類義語に“wellness”がありますが、“wellness”は元気がある、というニュアンスを含む良い意味の単語です。
“health”はそのままだと「健康」ですが、“bad health”というと「不健康」となるように、良い意味でも悪い意味でも使うことができます。
「health」の使い方
A. How is your health ?(健康状態はどう?)
B. I’m in good health. (私は健康だ)
Aは問診の場面などで聞かれることが多い表現です。
Bは“in bad health”にすると「不健康だ」という意味になります。
“have”を使って“I have good health. ”と表現することもできます。
「healthy」とは?
“health”に「y」が付いた形ですが、こちらは形容詞になります。
そのため訳は「健康な、健康に良い」です。
「un」を付けると対義語の“unhealthy”になり、「不健康な」という意味になります。
「healthy」の使い方
A. She is healthy. (彼女は健康的だ)
B. There is a healthy child. (健康的な子どもがいる)
C. He has an unhealthy father. (彼には不健康な父がいる)
Aは“health”を使って“She is in good health. ”と表現しても近い意味になります。
Bは形容詞として“child”を修飾している文です。
Cは対義語の“unhealthy”を使った例文ですが、“healthy”と使い方は同じです。
冠詞が“an”になる点だけ気をつけましょう。
「health」と「healthy」の違い
同じ「健康」に関する単語ですが、品詞が違うため、文の中での働きが異なります。
名詞の“health”はそのまま「健康」という意味で使われ、形容詞の“healthy”は名詞を修飾するために「健康的な」という意味で使われます。
まとめ
日本語でも聞く機会の多い“health”と“healthy”について違いを確認しました。
「y」が付くことによって品詞が変わります。
そのため「健康」、「健康な」と訳仕方に違いが生まれるのです。
“health”は名詞のため、主語になることもできます。
一方で“healthy”は形容詞のため、主語にはならず、他の名詞に意味を付け加えます。
この違いを押さえ、正しく使い分けましょう。