この記事では、“fall”と“fail”の違いを分かりやすく説明していきます。
「fall」とは?
“fall”の意味は数多くありますが、主なものは以下の通りです。
1つ目は「落ちる」「降る」という意味で、ものが落下することを言います。
2つ目は「倒れる」「転ぶ」という意味で、地面に倒れ込むことを言います。
3つ目は「崩れる」「崩壊する」という意味で、大きなものが壊れてつぶれることを言います。
4つ目は「下がる」「下落する」という意味で、気温や価格、評価などが抽象的なものが落ちる様子を言います。
5つ目は「ある状態になる」という意味で、意識や生活態度などが急変する様子を言います。
上記に共通するは「ある状態から落ちる」という意味です。
「fall」の使い方
“fall”は「落ちる」「降る」「倒れる」「崩れる」「下がる」「ある状態になる」などの意味で使われます。
自動詞として「fall/fell/fallen」と不規則変化して使われたり、名詞として「落下」「墜落」「転倒」「滝」「秋」などの意味で使われます。
基本的に、物や人の意識、ある状態などが、下に落ちる時に使われる言葉です。
「fail」とは?
“fail”の意味は以下の通りです。
1つ目は「~が不足する」「~が欠けている」という意味で、何かが足りない状態を言います。
2つ目は「弱る」「衰える」という意味で、健康状態が弱まる様子を言います。
3つ目は「失敗する」「義務を果たせない」という意味で、達成できずに終わることを言います。
4つ目は「落第する」という意味で、試験で学科を落とすことを言います。
5つ目は「倒産する」「機能しない」という意味で、するべき役割を果たせなくなることを言います。
上記に共通するのは「何かを損なう」という意味です。
「fail」の使い方
“fail”は「~が不足する」「~が欠けている」「弱る」「失敗する」「落第する」「倒産する」などの意味で使われます。
自動詞・他動詞として使われ、名詞形は「failure」になり、「失敗」「しそこない」「不足」「倒産」「落第者」などの意味があります。
基本的に、ある役割を果たせず失敗したり、試験に落ちる時に使われる言葉です。
「fall」と「fail」の違い
“fall”は「物や人の意識、状態などが下に落ちること」という意味です。
“fail”は「やりそこなうこと」「試験に落ちること」という意味です。
「fall」の例文
・『I am falling love with him. 』(私は彼と恋に落ちた)
・『He fell down to the ground. 』(彼は地面に転んだ)
・『I was about to fall in a river. 』(もう少しで川に落ちるところだった)
「fail」の例文
・『I failed an exam. 』(試験に落ちた)
・『I can do it without fail. 』(失敗せずにできます)
・『Don’t fail to come. 』(必ず来るんだぞ)
まとめ
今回は“fall”と“fail”について紹介しました。
“fall”は「下に落ちる」、“fail”は「やりそこなう」「試験に落ちる」と覚えておきましょう。