この記事では、「枠組み」と「骨組み」の違いを分かりやすく説明していきます。
「枠組み」とは?
「枠組み」とは、「周りを囲む枠を組んでいく」さまや「ある事柄についての大まかな仕組み」などを示す言葉です。
「物事における大体のあらまし」または「体系」などというニュアンスで使われている語句で、昨今のビジネスシーンにおいては「スキーム」あるいは「アウトライン」などという語句が似たようなニュアンスで用いられています。
「骨組み」とは?
「骨組み」とは、「建造物や建物などにおける構造」もしくは「人間の身体の骨の組み立て」などを示す言葉です。
また一方では「物事の根本となる仕組み」などを表す際にも用いられており、「骨格(こっかく)」ないし「フレーム」などという語句と同じような意味をもっている表現として知られています。
「枠組み」と「骨組み」の違い
「枠組み」と「骨組み」は、どちらの言葉も「物事の大元になる仕組み」などを示す言葉として用いられています。
双方の語句における厳密な違いと言えば、文字が示すとおり「枠組み」は周りの「枠」を組んでいくのに対して「骨組み」は「枠」ではなく内部の「骨」部分を組んでいく、などというニュアンスの違いがあり、いずれも「仕組み」というニュアンスを含む語として用いられていますが少々異なる文言と言えるでしょう。
「枠組み」の例文
・『新しいマットレスが大きすぎてベッドの枠組みに合いませんでした』
・『新しい法律を作るよりも、現在ある憲法の枠組みの中でしっかり対応すべきでしょう』
「骨組み」の例文
・『細部にまでおよぶ巨大な船の骨組みはとても精巧に作られています』
・『来期の新しいプロジェクト計画の骨組みを来週発表します』
まとめ
「枠組み」と「骨組み」は、どちらも「あるものにおける仕組み」を示す言葉として使われています。
使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じてうまく使い分けるようにしましょう。
