物事や行動が不十分であることを表す言葉には「中途半端」や「生半可」があります。
この記事では、「中途半端」と「生半可」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中途半端」とは?
「中途半端」とは物事が不完全なことや不十分なことを表す言葉です。
「中途半端」はどっちつかずという意味でも使うことが可能です。
「中途半端」は立場や意見が曖昧なことや徹底していないことを表す時にも使います。
この言葉に使われている「半端」は数が揃っていないことや立場などがどっちつかずなことを表す言葉です。
「生半可」とは?
「生半可」は「なまはんか」と読む言葉であり、不十分なことや未熟なことを表します。
「生半可」は態度や気持ちなどがいいかげんであることを表す意味もあり、ネガティブな言葉としても使われます。
「生半可な気持ち」とはいいかげんな気持ちや覚悟が決まっていない気持ちを表す時に使う言葉です。
この言葉に使われている「半可」は「半可通」を略した言葉であり、こちらは中途半端な知識を持っている人やそれを持って通ぶる人を表します。
「中途半端」と「生半可」の違い
この2つはどちらも不十分なことを表す時に使います。
「中途半端」はどっちつかずという意味や徹底していないという意味でも使うことが可能です。
「生半可」はいいかげんな気持ちや覚悟が決まっていない気持ちなどを表す時にも使うことが可能です。
「中途半端」の例文
・『中途半端な服装で来たので、かなり寒い思いをしてしまった』
・『中途半端に作業を止めてしまったので、どこから始めるべきか忘れました』
「生半可」の例文
・『生半可な気持ちでプレイしていたら相手の選手から怒られました』
・『生半可な覚悟でこの業界に挑んでいませんし、どの作品にも手を抜きません』
まとめ
「中途半端」や「生半可」は不十分なことを表す言葉であり、気持ちや態度、覚悟がいいかげんなことを表す時には「生半可」を使います。