この記事では、「アドバイザー」と「コンサルタント」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アドバイザー」とは?
「アドバイザー」とは相談を受けて返答する職業です。
まずなんらかの問題を抱えた人がこういう事で困っていますと相談すると、それを受けてその場合はこうするといいですよと助言するのがアドバイザーの仕事になります。
そのためまずは相談を持ちかける側の人が何が問題なのか、どこを改善するべきなのかを把握していなければ、役立つ助言は受けられません。
顧客の抱える問題に対して、受動的に助言を与えるのがアドバイザーと言えます。
「コンサルタント」とは?
「コンサルタント」とは企業のとるべき方針や解決策を提案する職業です。
まず顧客の現状を把握し、何が問題なのかを解明し、それの解決策を提案し、その結果どうなったかを把握して次の問題を解明するという、所謂PDCAサイクルに沿って助言します。
顧客からこういう問題があると相談されればそれについても助言しますが、コンサルタント自身が問題点を見つけて改善させるのが基本です。
そのため顧客自身では気付けない問題点の発見と解決を期待されます。
「アドバイザー」と「コンサルタント」の違い
「アドバイザー」と「コンサルタント」の違いを、分かりやすく解説します。
顧客からの相談に対して助言するのが「アドバイザー」で、顧客の問題を見つけ出して助言するのが「コンサルタント」です。
「アドバイザー」は顧客の問題に関して相談を受けたものにだけ助言するという風に受動的に動きますが、「コンサルタント」は顧客の抱える問題を自分から調べて見つけ改善するための助言を出す形で能動的に動きます。
まとめ
相談を受けて助言するのが「アドバイザー」なのに対し、相談を受ける前から問題を洗い出して助言するのが「コンサルタント」です。
「アドバイザー」は顧客が気付いている問題しか解決できませんが、「コンサルタント」は顧客の気付いていない問題の解決も期待できるというのは大きな違いと言えるでしょう。