「興味があるなら」と「興味がございましたら」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「興味があるなら」と「興味がございましたら」の違いとは?違い

この記事では、「興味があるなら」「興味がございましたら」の違いを分かりやすく説明していきます。

「興味があるなら」とは?

「興味があるなら」は、話し手が目上の立場であるようなニュアンスを感じる言葉です。

例えば、部下に対して「もし興味があるなら参加してみてはどうかな」と伝えているシーンなどが伺えます。

日常的な会話では問題なく使うことができますが、ビジネスシーンでは、相手の立場や状況に配慮する必要があるため、より丁寧な言い方として「興味がおありでしたら」と表現すれば、相手に失礼なく伝えることができます。


「興味がございましたら」とは?

「ございましたら」は、「ある」の丁寧語「ござる」を仮定形にした言葉で、「あれば」をより丁寧に表現している言い方です。

ですから、「もし興味があれば」を丁寧にした敬語表現といえるでしょう。

相手が目上の立場である場合はもちろんのこと、初対面の相手や、不特定多数の人へ伝える場面でも用いることができるフレーズです。

より丁寧な言い方としては、「ご興味がございましたら」と接頭語を付ける方法もあります。


「興味があるなら」と「興味がございましたら」の違い

「興味があるなら」「興味がございましたら」は、どちらも「興味があるかないか」を聞いているフレーズですが、話し手の立場や状況に違いがあります。

前者は話し手が目上の立場で、後者は相手が目上の立場です。

「ございましたら」は、「御座いましたら」と漢字表記される場合もあり、「ある」の丁寧語「ございます」を仮定形にした言い方となります。

「もしも興味がありましたら」といった言葉と同意語ともいえます。

「興味があるなら」は、“上から目線”のニュアンスが感じられるため、相手の立場や状況を見極めて使う必要があるでしょう。

対して、「興味がございましたら」はどんな相手にも失礼なく伝える言い方として活用できるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

「興味があるなら」「興味がございましたら」は、どちらも「ある物事について興味があるかないか」について、相手に問いかけた言葉です。

話し手と聞き手の立場を見極めて、相手に失礼のないように使い分けていくことが大切です。

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