この記事では、「一致団結」と「団結」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一致団結」とは?
一致団結は、いっちだんけつと読むべき言葉です。
漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、2つ以上のものが1つになるや同じになるといった意味を持っている一致の漢字に、多くの人が集まるといった意味を有する団結の漢字を加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から一致団結は、1つの目的のために複数の人間が力を合わせる事を示すのです。
要するに、力を合わせるだけでなく目的意識や心を1つにして、強い結び付きで何らかの事にあたる際に、この一致団結という言葉が用いられています。
「団結」とは?
団結は、だんけつと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、一塊に集まるとか人の集まり等の意味の団の漢字に、1つにまとまるやかたまる等の意味がある結の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ団結は、大勢が同じ目的のため1つに集まってまとまるという意味を表すのです。
「一致団結」と「団結」の違い
一致団結と団結の漢字表記を見比べてみると、一致の漢字が付くか付かないかという違いがある事に気付けます。
所が団結の漢字は同じであり、表現する意味も似ているので、使い分けを意識するとどちらを選択すべきかで迷う人は珍しくありません。
とはいえ表現する意味のニュアンスに違いがあり、一致団結は、多くの人が1つの目的のために集まり事を行うという意味を示すのです。
もう一方の団結は、多くの人が共通の目的のために集まる事を表します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字がある上に、表現する意味も似ているのでごっちゃになる人は少なくありません。
ただし指し示す意味合いのニュアンスには相違点があるので、そこを把握すれば使い分け可能です。
ちなみに一致団結は、1つの目的のため大勢が集まり事を行う、という意味の言葉として用いられています。
対する団結は、大勢が共通の目的のため1つにまとまるという意味で、使用されているのです。