この記事では、「ご遠慮なく」と「遠慮なく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご遠慮なく」とは?
相手に対して肩を張らず、開放的な気持ちで発言していいと丁寧に伝えられるのが「ご遠慮なく」【ごえんりょなく】です。
こちらとしても遠慮なく話してくれた方が会話しやすく、色々と都合が良いという意味を込めて伝えます。
主に、相手が緊張して話しにくそうにしているとき楽にしてもらい、発言しやすくする雰囲気にしたいと思う際に伝える言葉です。
「遠慮なく」とは?
相手に発言しやすいよう同じ目線で伝える言葉が「遠慮なく」【えんりょなく】です。
緊張を解きほぐし、話しやすい雰囲気にしては言いやすいよう促します。
発言だけではなく、行動も控える必要なく自由に振る舞って結構だと同年代や年下、年上と幅広く対象としたビジネス用語となるわけです。
慎むという意味がある「遠慮」を否定するため「なく」を掛け合わせています。
「ご遠慮なく」と「遠慮なく」の違い
「ご遠慮なく」と「遠慮なく」の違いを、分かりやすく解説します。
サービス業で顧客に対して伝えたり、ビジネス界でよく使われている「ご遠慮なく」は社長や部長といった目上の人に対し、目下の者が行動や発言を控えなくてもいいと丁寧に伝えるとき使う言葉です。
もう一方の「遠慮なく」は、同年代や年下にも使える少し軽い口調で発言するので、動きに関して気楽に伝える欲しいとき使われています。
「ご遠慮なく」の例文
・『ご遠慮なく横になってお寛ぎ下さい』
・『ご遠慮なくプランについてお問い合わせ下さい』
「遠慮なく」の例文
・『遠慮なく椅子に腰掛けてお寛ぎくださいませ』
・『ご意見がございましたら、遠慮なくメールでご質問下さい』
まとめ
来客者に対して控える必要がないと伝えて寛いでもらったり、問い合わせてもらえるよう丁寧に伝えるとき使う言葉です。
どのように使えばより状況に合った使い方ができるかを考えてみましょう。