この記事では、「独り立ち」と「一人立ち」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「独り立ち」とは?
他人から力を借りなくても逞しく生きることを「独り立ち」【ひとりだち】といいます。
親の力を借りずとも自分の力で立って歩こうとする子供や、上司がいなくても稼ぐため行動する人を指すのです。
師匠の下で見習いとして学んでいた弟子がすべて習得したのを気に、修行を終えた時点で独立するという意味で使われています。
主に、自分の力を信じて前向きに生きていく行動を意味する言葉です。
「一人立ち」とは?
親から援助してもらうのではなく、自が働いてお金を得て暮らすことを「一人立ち」【ひとりだち】といいます。
親から離れるため何を食べるて生活するか自分で決められるのが利点です。
人の視線を気にせず、支配さえされない独立した生活をします。
一人で物事を決めて、すべて自分の判断で実行するという意味を強く伝えられる言葉です。
「独り立ち」と「一人立ち」の違い
ここでは「独り立ち」と「一人立ち」の違いを、分かりやすく解説します。
今まで頼りにしていた人と離れて、自分だけの力を信じて行動することを「独り立ち」といいます。
上司や師匠に頼らなくても独立した考えで仕事するのです。
もう一方の「一人立ち」は援助を受けずともお金を稼いで生活するという意味があります。
たいていは親から離れて衣食住を自由に取り入れては生きるのです。
ただ、「一人立ち」を「独り立ち」と書くのが一般的な言葉になります。
「独り立ち」の例文
・『本店を出た従業員は独り立ちして、独自の味を提供した』
・『高い技術力を身に付けた彼は独り立ちしてもいい頃だ』
「一人立ち」の例文
・『母乳を飲まなくなった乳飲み子が一人立ちして安心した』
・『大学に行くため一人立ちする娘を盛大に送り出した』
まとめ
読み方が同じ言葉ではありますが、「独り」と「一人」に違いがあります。
言葉の意味に目を向けて、どのように使えばいいか学び、どういった行動したか伝えてみるといいでしょう。
