この記事では、「同伴」と「同道」の違いを分かりやすく説明していきます。
「同伴」とは?
「同伴」とは、一緒に連れて行くことを意味します。
誰かを一緒にどこかに連れて行くことを意味する言葉となり、「父兄同伴」や「恋人同伴」「親同伴」「ペット同伴」「同伴者」などといった形で使用します。
そのうえで、「同伴」の場合、主に男女が連れ立つことを意味する言葉になります。
同性や親子、人間と動物、などといった組み合わせでも「同伴」を用いることは可能ですが、男女が連れ立つことを意味するイメージが強い言葉になります。
「同伴出勤」といった言葉もあり、この場合は男女が連れ立つことを意味します。
「同道」とは?
「同道」とは同じ道と書きます。
意味も同じ道を行くことを意味し、連れ立って行くこと、連れて行くことを意味します。
一人ではなく複数人で行動することを意味する言葉となり、より深い関係や絆を持つ関係を意味する言葉になります。
「同道の仲間」や「同道の者」などといった形で使用します。
「同伴」と「同道」の違い
「同伴」と「同道」の違いを、分かりやすく解説します。
「同伴」と「同道」のどちらも、誰かを連れて行くといった意味を持つ言葉です。
そのうえで、「同伴」は男女が連れ立つことを意味する言葉。
「同道」は一人ではなく複数人で行動する、より深い関係や絆を持つ間柄で用いられることが多いといった違いがあります。
例えば、「部下を同伴する」も「部下を同道する」も同じ部下を一緒に連れて行くといった意味になりますが、「部下を同道する」の方が、「同道」する部下は1人とは限らず複数人である可能性があること。
また、深い関係があることを含む言葉になります。
「同伴」の例文
・『彼女は今月も同伴出勤でトップの成績を収めました』
・『ペット同伴可能なホテルを探しているところです』
「同道」の例文
・『今度行くときは、同道してほしいと願い出ました』
・『次回の打ち合わせには、部下を同道させることにします』
まとめ
基本的に同じ意味を持つ言葉ですが、2つの言葉には以上のような微妙な違いがあります。