「視認性」と「可視性」はどちらも目でものを見ることに関係する言葉です。
竜の言葉はそれぞれ何を意味しどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「視認性」と「可視性」の違いを解説します。
「視認性」とは?
「視認性」とは、「目でものを見たときの確認のしやすさ」を指す言葉です。
「視認性」の使い方
目で見たときにどのくらい確認しやすいのか、つまりどのくらいはっきりものが見えるのかその見やすさを表します。
目でものを見た時の見やすさはおぼろげに存在がわかる程度からはっきりと内容が読み取れるほどまで、一口にものが見えるといってもその状況はバラバラです。
「視認性」とはどの程度しっかりと見て確認できるかを表す言葉で霧が出ていて対象物をはっきり確認できなければ「視認性」が低い、書かれている内容を一字一句はっきりと読み取れるほど見やすければ「視認性」が高いと表現します。
「可視性」とは?
「可視性」とは、「ものが見える可能性」を指す言葉です。
「可視性」の使い方
「可視性」の「可視」とは目で見て見えることを表します。
目で見た時に存在をきちんととらえて見られる状態が「可視」であり、そのように目で見える可能性を表す言葉が「可視性」です。
肉眼で見えるかどうかが基準なので拡大しないと見えないような小さい物体は「可視性」が低い、あるいは「可視性」がないと表現します。
「視認性」と「可視性」の違い
目で見た時の確認しやすさが「視認性」、目で見た時に見えるかどうかが「可視性」という違いで区別されます。
「視認性」は色やデザインなどによって決まる確認のしやすさを表す言葉なのに対し、「可視性」は見えるかどうかという認識そのものの可否を表す言葉です。
「視認性」の例文
・『配色によって視認性は大きく変わる』
・『視認性の悪い看板は効果が期待できない』
「可視性」の例文
・『可視性を高めて存在をアピールする』
・『可視性が低いので肉眼では確認できない』
まとめ
「視認性」と「可視性」はどちらも目でものを見たときの見えやすさを表す言葉ですが意味合いは大きく異なります。
それぞれの言葉がどのような見え方を想定しているのかに注意して使い分けてください。
